寂しさとの付き合い方

私の大学で新学期が始まった。

入学して2年経つので学科の人と少しずつ知り合いになってきて、授業の外でたまたま会ったら「やっほー」って言える仲の人とか、授業のこと話せる人も増えてた。

ただ、ある時ふと「私ってやっぱり1人なんだな」と思うことがある。

クラス分けがある講義で同じ学科の友達と離れてしまった時、さらにその講義で周りの人は楽しそうに友達と活動してる時私は1人で黙々と活動してる時、

その時私が「集団 と ひとり」になったような気がしてすごく寂しくなる。
本当に急に、がっっっと寂しさが襲ってくる感じ。

グループに入ったらこんな気持ちになる事ないと思うけど、それはそれでしんどい気がするし、友達と大学にいる間ずっと一緒にいる、というのが私の性質には合わない気がしてすごく複雑な気持ちになる。
人が好きだけどずっと一緒にいるのが苦手で、だからグループに入らずマイペースに過ごすのを入学してから選んだのに、未だにこんな事で悩んでしまう。


新学期は私の「できなさ」が目立つ時期だと思う。
長期休暇は自分の素が出せる、ありのままを受け入れてくれる人とばかり接してきた。
だからコミュニケーションに躓いたり、悩んだりすることが無かったし、沢山色んなことを話すことが出来た。

だけど、大学に戻ったら途端に「内向的な私」になってしまう。
周りの人みたいにノリが良くてテンポのいい会話が出来ないし、人に自分が考えてることをさらけ出すことが出来るようになるまで時間がかかる。
気の置けない友達も大学にいるけれど、その人たちは日常的に一緒に過ごせる環境にいる訳では無い。コースが違ったりそもそも学部学科が異なったりと、日常においては少し遠い距離感だ。
同じ学科の人たちも好きだし友達もいる。
だけど、どこか自分を抑えながら生活している。
この人とは一緒に活動できる、という「決まった友達」とクラスが離れたら、私は一人になってしまう。その道を選んだのは私なのに、すごく寂しくなってしまった。

新学期になる度こんな気持ちになるから、そろそろこの気持ちにどう折り合いをつけるか、どう処理すれば良いか考えるようになった。

そこで、自分の性格を素直に受け止めるようにした。
内向的な性格について書かれた本を読んで、こういう強みがあるよねっていうことを知ったり、
自分と似た性格の母親と語り合ったり、
孤独感に共感してくれるような音楽を聴いたり……など、できることを少しずつ模索していっている。
(ちなみにおすすめの音楽はBUMP OF CHICKEN。「宝石になった日」「RAY」「孤独の合唱」等、寂しい時や疲れた時に聴いたら救われる曲が多いので私の心の支えになっている)

新学期は苦手で、自分の性格と向き合う必要が出てきて嫌だと思っていたが、
新しく自分の良さが見つかる可能性が出てきて少しだけ、自分と向き合うのも悪くないと思っている。
寂しさとも、少しずつ上手く付き合っていけると良いな。と思う。
内向的な自分を受け入れられる日がいつか来ますように。

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