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樂直入出版記念展 たった2日の展覧会 草月会館にて
茶碗の限り無い可能性を提示している。
十五代樂直入氏がここ数年にわたり追いかけてきた作曲家二人。アルバンベルグと武満徹。
アルバンベルグへのオマージュ作品BLACK ROCKと
武満徹へのオマージュ作品WHITE ROCK。
これまで折に触れ、直入氏の書いたものを読んできた。家業を継がなくてはならないという葛藤、もがき苦しんだ時代があったことが窺える。そんな時期を越え、十五代を継ぎ、生み出す茶碗がとても好きだった。烈しく、迫力があって、どんな風に創ったのだろう?と想像力を刺激させてくれる作品。
そんな訳で、今回も楽しみに出かけた。
鑑賞し、思ったことは『愉しそう』という事。
『茶碗』が抱える深奥をとことん探究しよう。追いかけよう。
そんな感じがした。
敬愛する作曲家とのコラボレーション。
つまり、『一人』では生まれなかった茶碗。
そこも胸を衝きますね。
そうやって創られていくのだなぁ、と。
そしてまた、続き、巡っていくのかもしれません。
普段あまり意識しないけれど、そういえば文章を書くのもそうですものね。大切な人を想って書く、とか。
展覧会案内状もです。西岡さん、古谷和也さん、田嶋君の作品を観て、インスパイアされて書いているのだし。制作に限らず、皆、無意識のうちに繋がって、コラボして、生きているのかもしれない。
私の今回最も好きになった一碗を載せます。なんだか地球の様だ、と感じた作。海の様な、空の様な、美しき青。
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