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snow dance,dance,dance.

今日は雪とダンスしよう。


関東平野部はところにより雪が積もるらしい。
センター試験が始まった。
同じように寒空に雪がちらつき、凍てつく手でマークシートに鉛筆で回答を塗り潰していたのは、
もう20年も前のこと。

雪は東北や北海道、中越の皆さまからすれば
友達なんてそんないいもんじゃないかもしれないけれど、身近な存在だろう。
関東、それも暖かい千葉県に住むわたしにとっては
「日常の中の非日常」で、ほんの少し心が踊る。

幼い頃、庭にうっすら積もった雪をかき集めて、泥混じりの雪だるまを作ったものだ。
ほとんどの記憶を失くしてしまう忘れっぽいわたしでも覚えている。

雪が降ると、雨とは異なり『雪のはじまり』をたどりたくなる。
どこから降って来るのか知りたくて。
でも視界には限界があるから、コンタクト入れても1.0しかないわたしには、それはいつまで追っても分からない。

雨とは違って雪は風に煽られて浮遊する。
それは無作為でゆらゆらした焚き火の揺らめきや
桜の花びらがひらひらと舞う様に似ていると思う。
だからかな、ずっと飽きずに眺めてしまえるのは。

どこかセンチメンタルでどこか温かい。

=今日のおひとりごと=
ものごとのはじまりと終わりは案外見えているようで見えないもの。
(多分わたしの視界に写るこの世の景色は一瞬の揺らめき。それに呼応するが如くただ踊っているだけにしか過ぎないのかもしれない)

それでも今日は雪とダンスをしよう。

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