Share Concierge Interview「困った時に声を出しやすい町、困っている人に手を出しやすい町に」Kafé Fika箱根 三橋 幸彦さん
一人ひとりの経験や得意をいかして、空いている時間でできる地域活動の認定資格、AsMama認定「シェア・コンシェルジュ」。性別や世代も様々に、全国2,000名以上の仲間たちがそれぞれの地域で自分のやりたいこと・叶えたいことを実現しながら、子育てや暮らしを頼りあえる共助コミュニティづくりに取り組んでいます。
今回は、箱根町が推進する子育て支援「箱根町子育てシェアタウン」で協働しているメンバーをご紹介します!
Kafé Fika箱根 店主
三橋 幸彦さん(令和6年1月シェア・コンシェルジュ認定)
箱根町について今思うこと
私の店のような、幹線道路から離れた森の中の小さな店にも、日本の方だけでなく、わざわざ山道を歩いてきてくださるような外国の方もいらっしゃいます。また、箱根に来る度に立ち寄ってくださる方もいらっしゃり、箱根暮らしを始めてまだ3年ですが、あらためて、箱根という場所が、皆さんに愛され、求められている場所なのだなと感じています。
そして、お客様の中には、箱根に永く住んでいる方、寮などに住み込み、箱根で働いている方、年配の方、若い方、小さなお子さんを連れた方などもいらっしゃいます。そうした様々な方々とお話をさせていただいていると、それぞれの方なりの箱根愛を感じることができることも多く、ほっこりした気持ちにさせていただいています。
他地域にはない箱根らしい自然を大切にし、誰に対しても優しい気持ちで接することができるような「心」を大切にしていきたいです。そして、この箱根が、生活の場としても魅力ある場になることを願っています。
つながりや共助への期待
今、思い返すと、以前仕事をしていた時、困ったことや本当に危機的なことが何回もありました。その度にいろいろな方に助けていただきました。その分、自分も恩返しができたかと言えば、十分ではなかったかなと思っています。しかし、相手の立場になって考え、精一杯対応することは、心がけてきました(できるだけですが)。
退職してから、全く経験のなかった世界で今の店を始める時も、そして、今日に至るまで、いろいろな方とのつながりを大切にし、多くの方に助けていただいています。
私自身、そして私の店もそんなつながりの場となり、皆さんのゆっくりほっこりできる場、本音を出せる場になればとは、思っていますが、なかなか難しいですね。
箱根には、ずっと長く住んでいる方、一時的に仕事などで住んでいる方、外国の方、若い方、年齢を重ね経験豊富な方など、多くの方がいますが、他の地域とは、少し異なった状況もあるかと思います。
そんな箱根ならではの地域性を生かしたり、この状況に応じた、つながり、助け合いができるようになればと感じています。
困った時に、声を出しやすい町、困っている人に手を出しやすい町になればなと。
困っている時に、helpを求めることは、本当に勇気のいることだと思います。そして、そのhelpに手を差し出すことも勇気がいると思います。みんなが勇気をもって、生活できる町になるとよいですね。
今後やってみたいこと
いろいろな思いはあるが、なかなか現在の仕事面やプライベートでの生活面などを考えると、一歩踏み出すことが難しいなと思っています。きっと、多くの方が、同じように感じているかもしれません。そんな方々の声を吸い上げ、それらをつなぎ合わせ、何らかの形にしていくことができたら素晴らしいし、一人一人が前向きな気持ちで生活していけるのではないかな。実際、子ども達に関することでも、様々な方がそれぞれの思いを持って多様な活動をしていますが、多くの人には、なかなか全体像が見えていないかもしれません。全体像を把握し発信できるようになったら、そして、点と点をつなぎ合わせるように、小さな活動同士の連携がとれるようになったら良いかなとも、思います。
その一つとして、私の店も地域パートナー事業所になっていますが、地域パートナー事業所同士の集まりなども、力になっていくかもしれませんね。
自分の得意なことが、人と人をつなぐ。頼りあえる地域をつくる。
そんな体験を強く実感できる、AsMama認定・地域サポーター「シェア・コンシェルジュ」。応募はコチラから!