HSPで神経症気質
私は神経症気質です。
それを知ったのは、いくつも行った精神科で診断されたからです。
うつ病かな?と思い、精神科にかかって、うつ病の一歩手前と言われ、違う病院では、新型うつと言われ、また違う病院で、神経性の抑うつ症と診断され、次にパーソナリティ障害かもと思って違う精神科へ行き、最終的に神経症とパーソナリティ障害の間であることが分かりました。
神経症は、なりやすい気質というのがあり、それを神経症気質というそうです。
私はまさにピッタリ当てはまるので、正直驚きました。
完璧主義でゼロか100か思考だけど、繊細で傷つきやすく、自責することが多い。
ざっくりいうと神経症気質とはこのような感じです。
強気な自分が弱い自分を責めてしまうのです。
こうあるべき、こうしなければならないというべき志向。
視野が狭く、一つのことに執着してしまう。
こういった性質が不安を大きくしてしまいます。
そして、不安に支配されるのです。
自分に自信がなくて、自分を責めまくり、自分に規制と制約をかけて不安を解消しようとします。
それが更に自分の首を絞めつけていき、苦しくて死にたくなるという構図です。
これに気が付くのに46年かかりました。(笑)
そして最近、自分がHSPであることに気が付きました。
HSPとは病名ではありません。
だから精神科に行ってもHSPという診断はあり得ないのです。
HSPと神経症は重複していることが多く、精神科に行くと神経症と診断されます。
もちろん、HSPだけど神経症ではない人もいると思います。
神経症だけど、HSPではない人もいるでしょう。
しかし、重複している人が多いのではないかと思います。
HSPは5人に1人いると言われている、感受性が敏感で繊細すぎる特徴を持つ人のことを言います。
うつ状態だった私は、HSPではないか?と思い、本を読んだり、ネットで調べたりしましたが、その時は、自分には当てはまらないと思っていました。
しかし最近、改めて見直してみると、当てはまることが多すぎて、HSPなのだと確信しました。
この当てはまることは、自分の無意識でのことだったので、自分がHSPだと思っていませんでした。
だけど、自分を俯瞰して見るように努力をしていった結果、無意識でのことが意識できるようになって、HSPの特徴である、過敏に反応してしまうところとか、感じてしまうところがかなり一致することにようやく気が付きました。
私は自分を鈍感な人だと思っていましたが、実は繊細で感じやすい人だったのです。(笑)
ずっと真逆だと思っていたという衝撃の事実が判明しました。
そりゃあ生きづらいわけです。
真逆だと思って生きてきたので、こんなはずはないとか、こんなの違うということが多々起こる訳です。
そうして、繊細で敏感な自分に蓋をして、そうではないと思い込み、無理を強いてきたわけです。
そして限界を迎えたということです。
限界を迎えた時、ようやく立ち止まることができ、自分を改めて見直すことができて、全てを許すようになって、やっと自分が自分で思っていた人とは真逆の気質だったということに気が付き、それを受け入れるようにし始めました。
自分の特性がわかると、不安になることも、考え過ぎることも、傷つくことも、自己主張できないことや、ネガティブな感情を表に出せなことも、納得がいきます。
これでいいんだ。
これが私だ。
今まで、違う自分になる努力を一生懸命していましたが、今は、あるがままの自分でいる努力をしています。
これまでの人生とは180度違う生き方になっていくのだと思います。
どんな自分も私が許す。
誰かに責められたとしても、私だけは私の全てを許す努力をしています。
とてもとても怖いけど、その怖さを感じながら、自分を許し、認めることを努力しています。
いつか、これが無意識になった時、180度違う私が生まれるのだと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?