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【中身チラ見せ】『英語の議論を極める本』

あけましておめでとうございます。
新年最初の投稿が遅くなってしまいました。
今年も #アスク出版 をよろしくお願いいたします。

本日は、昨年発売された #植田一三 先生の最新刊、『英語の議論を極める本』の中身を少しだけ紹介します。

この本は、現代社会をとりまく21の社会問題をアーギュメント形式で学習し、英語で論理的に話せるようになることを目指しています。

「アーギュメントってなに!」「ディベートじゃないの?」そう思った方もいるかもしれません。アーギュメントについて、植田先生が序章で解説していますので、見てみましょう。

argument:物事の善悪、真実性、何をすべきかなどについて、自分の考えや行動を相手に説得するために理由や証拠を挙げること

『英語の議論を極める本』p. 9 「アーギュメントの極意」より

ディベートは、アーギュメントよりフォーマルな場で、ジャッジがいることが多いと解説されています。詳しい違いが知りたい方は、ぜひp. 8からの「アーギュメントの極意」をご覧ください。

序章でアーギュメントについて学んだあとは、いよいよ本編に突入です。
扱っているトピックは以下の21個です。

①同性婚法制化 ②クローン技術 ③代替医療 ④安楽死 ⑤動物実験 ⑥AI
⑦人種差別根絶 ⑧移民規制 ⑨SNS ⑩宇宙開発 ⑪エコツーリズム
⑫グローバル化 ⑬学校制服 ⑭少年犯罪のメディア公表 ⑮定年退職制
⑯死刑制度 ⑰大きな政府 ⑱消費税増税 ⑲資本主義 ⑳原子力発電 ㉑核抑止

各トピックは5つのステップで構成されています。
順番に見ていきましょう!

Step 1 背景知識を日本語でInput!

物事を論じるには、英語力の前にその問題について精通している必要があります。まずは、1ページに簡潔にまとめられた日本語の情報を読み、ウォーミングアップです!

Step 2 背景知識を英語でInput!

Step 1で身につけた知識を、今度は英語で確認します。設問を意識しながらパッセージを読むことで、問題意識が高まります。重要表現はすぐに確認で生きるよう、ページ下部にまとめられています。

Step 3 ダイアローグ

日本語と英語で背景知識を学習したら、アーギュメントの準備万端です。登場人物による、リアルなダイアローグを読んでいきます。このダイアローグは、より論理的に話すために改善できる点がたくさんあります。それぞれの主張の説得力がある点、改善できる点を意識しながら読んでみましょう。

Step 4 アーギュメントをJudge!

いよいよ、英悟の超人、植田先生によるダイアローグの解説です。主張に点数をつけるという斬新な方法で、より論理的な主張にするためのポイントを説明します。 

Step 5 トピックのまとめ

どちらがより説得力のある主張をしていたか、採点結果の発表を確認します。さらに、そのトピックのそれぞれの立場で考えられるキーアイディアをまとめています。ダイアローグで触れられていないポイントもありますので、要チェックです。

画像の右ページのように、表現力アップのためのコーナーも。


いかがでしたか。
最近では、ビジネスの世界でMECEという語をよく耳にするようになったり、高校の学習指導要領の改訂で「論理国語」「論理・表現」という科目が加えられるなど、物事を論理的に捉えて発信する力が求められています。
本書は、アーギュメントを採点して勝敗をつけるという、斬新なコンセプトになっているので、このような力を楽しみながら身につけることができます。

少しでも気になった方は各書店の語学書コーナーでピンクでド派手な表紙の本を探してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

(文責:英語編集部 KK)


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