糖尿病とシックデイ
糖尿病の患者さんが、糖尿病以外の風邪・胃腸炎などの急性疾患にかかったときを、「シックデイ」と呼びます。
シックデイでは、食事や水分が取れなくなり、低血糖や脱水症になるリスクが高まったり、逆に血糖を上げるホルモンが分泌されて、血糖が高くなるなど、血糖コントロールが不安定になります。
シックデイで最も怖いのは、脱水症と低血糖です。
シックデイには、食欲がない時でも、水分を補給して、脱水を防ぎ、消化の良いものを摂取しましょう。
また、食事が食べれない時には、一部の糖尿病の内服薬(特にSU薬(例:アマリール))を減量したり、食前の超速効型インスリンを、食事の摂取量に応じて、食後に注射する必要があります。
(ランタス・トレシーバなどの基礎インスリンは、原則、継続します。)
軽い風邪等であれば、普段通りの生活を続けて頂いても問題ありませんが、
次のようなひどく体調が悪いときは、医療機関に早めに相談・受診しましょう。
24時間以上にわたって、食事や水分が取れないとき
高熱、下痢、嘔吐、意識障害などの重篤な症状が続くとき
高血糖(250mg/dl以上)、低血糖(70mg/dl)が続くとき
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糖尿病内科 アスクレピオス診療院
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