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病院のインソールで踵痛

足の悩みは部位が同じようでみんな異なっているようです本日相談に来られた人は2017年に足の不具合を感じて整形外科に行って検査の結果ヘルニア(軽いヘルニア)のようだと診断を受けた
治療はリハビリの先生のところに行きリハビリトレーニングを受ける事に成った

インソール作成

リハビリの先生がインソールは此処で作るが自費作成になりますと言われた

自費作成とはインソールはリハビリの先生(理学療法士)が作って費用は保険適応ではないので患者が直接製作費を先生に直接支払うという事だそうだ
リハビリの費用は医療保険適応で病院に支払うが、自費作成の場合は製作者に直接支払うそうだ
この方法がルール上よいのか悪いのかは分からないがこの方式と言われたそうだ

インソールの作成方法

自分は実際に診ていたわけではないので相談者からメモ書きを読みながら状況を経過を伺った
歩き方を観察してインソールの素材の上に大小さまざまなパッドを貼り付けてまた歩く歩き方が不自然だとまたパッド貼り付けて歩いてみるこれを何度か繰り返して最終的な形が決まったらそれを靴に合わせてくれた

パッチワークのようなインソールの裏側 どのパッドも薄い

リハビリトレーニング

足の関節可動域を広げるために太もも前側股関節近くをマッサージ、足の関節可動域を広める足のトレーニングなど週2~3度通って受ける

腰は少し楽になったが踵が痛くなった

頻繁に整形外科に通いリハビリを受けていたら少し楽になった気がしてきた(しかし腰は痛かったわけではないがなんだか少し楽になった気がした)
リハビリの先生(インソールを作成した先生)に踵が痛くなったことを話をしたらインソールの調整をしてくれることになった
費用は自費で1毎回1回で300円の自己負担となる

インソールの調整

まず何往復か歩いてみる・・・痛みのある踵を庇うように歩くので足が良く見えないようで何度も歩いて確認をした
(踵を適度に高くすると踵の痛みは治すそうでその高さを確認するために何度も歩いてパッドを貼り直して確認した)

まずインソールの踵側を厚みのあるパッドを貼り付けた
これで歩くとなんとなくしっくりこない(軽い痛みが出る不快感がある)
次に薄手のパッドに入替えてまった歩いてみる
未だ違和感があると言うとまたパッドを貼り変える
こういった繰り返しを続けて調整終了
筋トレとウォーキングをして筋力をつけないと良くならないと言われ頑張ろうとした

股関節が痛くなってきた

早く治りたい一心で頑張っていたら股関節前側と周辺の違和感が強くなり始め股関節痛が出てきた
股関節が痛いと言うと筋力がないから股関節が守れないと言われこのままではますます悪くなりそうと妙な不安が出てきた
知人に相談したら10年くらい前に踵の痛み(踵骨棘痛)インソールを作って良くなったことがあると聞き、相談に来られた

インソールの作り方様々

インソールは製作者により様々な作り方がるようでそれについてここでは論ずることは避ける
アスケルではまず痛みの出る足の動きの原因を探して足を本来のバランスに整え戻しそのために必要な筋肉のストレッチの方法をお伝えする
足は複雑でたくさんの骨と関節が筋肉によって支えられ動かされている
もっとも重要なことは誰も知っている「足の3つのアーチ」がバランスよく体を受けてくれる状態に戻すことと言われている
本来のバランスに戻ればカラダを支え、運ぶ時に必要な筋肉がスムーズに動くようになりそれによりこれまであった痛みの出る筋肉の動きが変わる

まずを足のバランスを本来の状態に戻して動きを確認出来たらその足のバランスが崩れにくいサポート機能を作り込んだインソールを作成する
(ここが大切なポイントです)

足の状態を確認

これまでの長い年月をかけた改善との戦いの話を伺い現在全く改善できない痛みのある処をチェック

痛みが踵に現れている

リハビリの先生の指導を信じて受けていたが先生の作ったインソールで筋トレを続けているうちに踵が痛くなった

足の状態は

良く解らないのは両方の趾に固いタコが出来ている
母趾と第二趾が擦れるような動きになっているようで、母趾の付け根と趾の中間くらいの場所の皮膚が硬く硬くなっている
インソールを使ってここにタコが出来るのはあまり経験がないが原因はインソールと思われる
足のバランスの狂いやすいインソールで足底腱膜に偏った負荷のかかるインソールだとすれば足底腱膜を痛めやすくなると結果的に痛みが出てきていると思える
足の動きを確認するとアーチが割と高くつま先に力が掛かり過ぎているように見える

実際に足のアーチを高さとインソールを合わせて見るとこの足に合わないインソールに見えてきた

アーチの高い足


足に合わせて作り込んだインソール

インソールの作り方は解らないが裏側からいろいろ貼り付けてあるようだが、これでは足の支えるには満足ではないようにも思える

痛みの出るインソールに関する話はここまでとして
まず足のバランスを本来のバランスの戻す事を試みた

痛みは消えたが踵に違和感

しっかりしたアーチの足に見える前足部が安定すると痛みが出ない

踵で床を直接踏んでも痛みは無い、少し歩いて問題ないように感じる

股関節の違和感消え歩き易くなった

股関節の変な圧迫は無く足の運びはスムーズになり股関節に掛かる偏った負荷も無いので歩き易くなった

足を優しく守るストレッチ


整った足の崩れを防ぐために必要な筋肉の疲れを癒し柔軟性を高めるストレッチを続けて頂くことで2017年から頑張っても頑張っても治らなかった足の悩みを快適な状態に維持できた今日の状態を長く維持するためのストレッチとして毎日最低1回に1分のストレッチを継続することをお願いした


足を知る人はバランスが理解できる

足首から下には沢山の筋肉(100を超える筋肉や靭帯)が足を包み守ながら動かしているしかもその多くの筋肉は自分の考えで動かしているのではなくカラダが自分でカラダがつぶれないように自然にバランスをとりながら動いている
多くの方は左が痛いから右を庇うように使っているので腰が痛くなると言ったような話をする
しかしそれはその人はが勝手に思っていることで実際にはそのようには動いていない
自分では分からない、知らない筋肉が使われているのだがそれがどれか知らないと言う人はとても多くふくらはぎが痛いとどの筋肉を解せばいいのですかと質問される
しかし、その筋肉が本当にどこにあるのか知っている人はどれくらいいるのだろうか

解剖学の本によると脚の断面図をみると複雑なことが想像いただけると思う

この断面図にある筋肉は主幹筋肉で足裏からつながっている筋肉たちです
例えばここで「長母趾屈筋」の緊張を和らげると立ち易くなりますと説明してどこにあるか簡単に見つけられますか?
この様に複雑な筋肉が沢山折り重なるように位置して足を動かしている
これらの筋肉は足首の関節がニュートラルなポジションに立ち体重を受け取れるようになった時にバランスよく動くようになります

まずは足の本来のバランスに整えなおしてカラダの持つ機能を十分に活用することが大切だと思います


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