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膝の専門医が足を診ないのはなぜ


今手術後の経過観察中だが膝が痛くて曲げられない
と相談に来店
膝が内側に入りそのときに前十字靭帯を損傷したそうで膝の手術を受けて左右の筋肉の置換を行ったそうで、術後おおよそ10ヶ月になるがまだ膝が痛くて曲げずらい
主治医にインソールを使うと助けになるかも知れないと相談したところ
否定はしないが必ず『X脚であることをくれぐれも伝えること』アドバイスをいただいたそうでX脚が改善できるインソールが欲しいと来店

膝をみると大きな手術の跡が生々しく残っている

手術に至る経過と近況まで話を伺った
その上で足首関節と膝関節の動きを確認
扁平足をどの担当医もリハの先生もチェックしていない

ご家族はアスケルで扁平足であることを知って驚く

床にピタっと着くほどの扁平足

しかもカラダを支えるために母趾の付け根近くに強い体の重さを支える力が入って趾が白くなっている

左右ともに踵の傾きが大きい

これでは足もとが安定しないであろう
なぜ、誰もここを指摘しなかったのか?

これで階段の上り下りは膝が自動的に内側に深く沈む
その動きで膝関節周辺に痛みが出るであろうと思える

この状態で経過観察は期待が難しい

まずは足もとのバランスを整えてみた

大きく変わったのは母趾の趾にかかる体重の負荷が軽くなりつま先の圧迫が軽くなって驚く

母趾の圧迫が軽減して白さが軽くなった

写真では分かりにくい変化だが、本人は趾先の白いところに血が通ってる感じで足が軽くなった感じると感想

体重がかかった時の趾の圧迫変化は目の前に映る鏡にはっきり現れ本人が確認できる
反対の足に重心を移すと趾の圧迫部分の色の変化が面白いように良くわかる

足もとバランスが良くなると扁平足といえども足もととが安定してくる
足もとが安定すると荷重のかかった膝動きが良くわかる

バランスを整えた状態で片足立ちを試みたところなぜかスゥっと立てて本人が驚く、そして片足立ちの状態で膝を曲げてみたところバランスを整える前には痛くて片足立が辛く膝をほとんど曲げられない状態であったが、膝が痛みなく曲がることにもっと驚いた

『もしかして、手術しなくてもよかったのかなぁ………………』

もっと違うところに手術しなきゃなんないところがあったのだろう
もう手術をしてしまったので今更考えても仕方ない
これから足に気をつけてもっと良くなるように頑張りましょう

しばらくは2週間前後に足の狂いを整えにお越しいただくようにした
2週間の期間は足にはとても大切な期間です


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