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ツインレイという詐欺

私にもツインレイがいた。

「あなたは俺の片割れだ」と言われた。


いま私は帰国して箱根の山奥に引きこもっている。日本の冬はよく箱根で過ごす。箱根山はとても大きく、よく知られいる観光地以外にも素晴らしい場所がたくさんある。

帰国して感じたのは、やはり日本はストレスがとても強いということ。人混みにいるだけで消耗してしまうし心身ともに疲弊していくのが分かる。なのである程度用事を済ませたら私はすぐ東京を出るようにしている。

ここ最近またスピ系をよく見かけるようになったから、今回はそんな話をしたいと思う。近年では中高年のおっさんがスピに走りやすいらしい。

日本という生きづらい国で、社会も不安定になってくるとなんでもいいから安心できるものに縋っていたいという心境だろう。

はっきり言ってヤバい。スピやカルトにハマった先を想像すらできないことがまずヤバい。それならまだブラック企業で仕事に縋っている方がまだ救いがある。

スピやカルトはそんな血が滲むような想いで稼いだ金や時間、人生の全てを奪うのだから。

それはさておき、今日はツインレイというものについて。読者も一度や二度は聞いたことあると思う。いわゆる「魂の片割れ」みたいなものだ。


この恋する人間が秒速で泥沼にハマりそうなスピの概念について、私の体験談をもとにぶった斬っていきたいと思う。

まず、私にもツインレイがいた。

「あなたは俺の片割れだ」と言われた。

過去形なのは、それがたった一人ではないから。笑

おそらく4、5人はいる。探せばもっといるかもしれない。ここでどう考えてもおかしいことがわかるだろう。片割れ何人おるねん!?と、誰もが突っ込むところだと思う。

そう、人間はそんなものなのだ。一言で言えば、ツインレイなんてそんなものはいない。

逆を言えばみんながツインレイなのかもしれない。笑

そんなことを言い出したら何も言えなくなるので話を戻すと、ツインレイやらソウルメイトやら、運命の人やらそんなものはスピとか恋愛系のビジネスでしかないということ。

それに踊らされている人がスピにハマり、恋愛弱者になり、一生抜け出せない泥沼スパイラルにハマっていってしまう。当然、金も時間も人生も消費されて、からっ欠になるまで搾取される。


言っておくと、私に「あなたの片割れ」だと言ってきた男性たちは確かにみんな片割れのように私と同じ部分を持っていた。ツインレイの特徴その通り。そしてみんな誰もが羨むようないい男だ。

だけど、相手への好意の持ち方が「あなたの片割れ」では燃え上がるものも冷めてしまう。

は???である。百歩ゆずって、「元気そうで何よりです」だ。

女の恋心を舐めるなよと私は言いたい。そんなロマンチックな言葉を吐けばコロッといけると思われているのが許せない。人生に浪漫は必要だが、人生は浪漫ではない。

泥臭く、生きづらい世の中を生きていかねばならないのに、そんなロマンチックな男が相手ではすぐに死んでしまう。


女は男より現実的なのだ。

ロマンチックな男よりも生き延びる術を知っている、生命力のある男を女は選ぶ。そうやって女は男を選別し、太古から繁殖繁栄してきた。

こんな世知辛い世の中で、いつまでもロマンで生きてんじゃねえぞ、と。たまにバイクで海でも目指して走るくらいにしておけよと、この場を借りて声を大にして男どもに言いたい。


ツインレイなんかいません。現実見ろ。


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