変わること、変えることを恐れずに行こう
先週から週末にかけて、日本ではニューストピックになることがいろいろあったみたいだね。
大手芸能プロダクションとテレビ局の問題とか、そして参議院選挙があって。
特にジャニーズと吉本という2つの大きな芸能プロの話題は、両方とも古い体質が表にさらされて、変化を促されているような感じを受けたよ。
選挙の結果は…どっちつかずな感じだったかもしれないけれど、世の中は急激に変わらず、少しずつ変わっていくものだと思うから(そして気づかない間に、思いがけない方向に変えられる恐れもあるよね)、
私たちが今後どういう社会を生きることになるのか、気になるよね。
さてさて、私たちがnoteで新しいマガジンをもうひとつ立ち上げようと思っていることについて、詳しくはそちらで書くとして、そのB面的なほうを。
新しいマガジンに関しても、「変化」というのがキーワードにあるんじゃないかと思ってる。
今日は、私が感じてきた変化と、新しいマガジンの関係について書いてみるね。
まずひとつめの問題。
私たちが就職したのは2006年だよね。
それから13年がたったわけだけど、世の中はそれほど変化していない部分もまだまだあるけれど、
私たち出版に関わる者にとっては、すごく大きく転換していった時代だと思うの。
2006年はまだガラケーが当たり前だったよね。SNSもそれほどなく、ミクシィをみんなが使っていて、せいぜい仲間内でのコミュニケーションとか、旧友と連絡を取る手段とか、それくらいだった。
それが、iPhoneが登場してスマホが当たり前になって、オンラインから情報を得るのがもう当たり前というか、生活のメインを占める…みたいな時代になって。
(そういえば、私は就活の際にレコード会社1社の内定ももらえたけれど、レコード会社のほうが一足先にデジタルの危機が来ていたから、就活の際に「これからの音楽の視聴のあり方、その中でレコード会社にできること」とかをすごく話した覚えがある)
私はもともとPCを使うのも好きだったから、紙じゃない状態でのファッション誌の可能性っていうのも、もっと考えてみたいとずっと思っていたけれど、
やっぱり、紙で構築されたファッション誌というフォーマットってすごく完成されているから、まだまだ雑誌が売れていた2000年代には、あまり進んでいかなかったように思う。
そしてふたつめの問題には、雑誌の編集部の働き方の問題というのがあって。
私は元来、怠け者なものだから(笑)、深夜まで必死で働くような生活をずっとは続けられないだろうなと思っていたの。
20代の頃はアドレナリンもいっぱい出てたし(笑)、そして独身だったし、すべてを会社と仕事に捧げる、みたいなのもそれはそれでとっても楽しかったんだけど。
周囲との仲間意識も高まるしね。その頃の同僚は、もう一生の友達だな、という関係だし。
このふたつが、わたしが出版社を退職した理由。
そして、ずっと新しい時代の編集や、働き方みたいなのを考えたいなと思っていたけれど、結局それは実現できないままになっていたの。
そして、由香が今年、会社を退職したところから、私にとってもいろんなことが大きく動いたよ。
やっぱり、ひとりだとなかなか進めていけないこと、アイデア不足のことも、由香とLINEでさくっと「こういうことやってみたいね」「こうしたらいいかもね」と話すだけで、
どんどん形にしていこうと思えたし、勇気がもてた。
それで、今新しいマガジンをふたりで立ち上げて、「編集」というスキルを紙以外のいろんなものに生かしていこう、というところまでたどりついたね。
これからどんなことができるのか、どんな可能性があるのか、すごく楽しみだよ!
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