とにかく、私自身が女っぽいのが好きなんだ
4月になったね!
4月って、日本では新年度スタートだし、昨日は新元号も発表されたし、なんか新しくリセットできるというか、やっぱり気持ちが新たになるな~なんて思ってた。
ずっと、暑いシンガポールでは、みんなどうやって気持ちを切り替えていくんだろう(笑)
前回、女性らしさとかフェミニンさについて、由香の感じていることを教えてくれてありがとう!
すごく納得できた!
確かに、色気って計算されて作るものというよりも、本能的なものだよね。
ベタなドラマや漫画でもよくあるけど、いつもは堅物の人の、素の表情が見えた瞬間に恋に落ちてしまう…みたいな(笑)
私の怠惰なところも、由香が魅力的と言ってくれてとても嬉しかったけど(笑)、ファッションでも、ちょっとルーズな着こなしがあえて女らしかったりするよね。
たとえば、まとめ髪でもおくれ毛が少しあるほうが可愛かったりするみたいに。
そういう、素の部分ってセクシャルな魅力が感じられるってことなんだ…っていうのが、由香の文章を読んで、すごく腑に落ちました。
私が、「女らしさ」「フェミニンさ」って何だろう…って最近考えていたのは、たぶんこの本の影響だと思う。
私は、雑誌の『steady.』の書評のコーナーを毎月担当しているんだけど、5月号で、この本のレビューを書いたのね。
ジェーン・スーさんっていうコラムニストと、さまざまな人たちとの対談本なんだけど、ジェーン・スーさんは、最初の本から一貫して、ジェンダーの問題とか、女性の生き方の問題とかを考えている人なの。
堅苦しくなく、面白く。
この最初の著書では、「ピンクが着れない」という自意識についてのエッセイがあるの。
このエッセイを読んで「なるほど!」と思って、ある女性編集者とファッション企画について考えていたとき、「”ピンクが苦手”特集はどうでしょう?」って話をしたことがあって。
その子(私より4~5歳年下の人だった)も、「ピンクが着れない」と言っていたんだけど、そういう人はけっこう多いんだろうな~と思ったんだよね。
というのは、私は逆に、今もピンク大好きだし、ピンクを身に着けることにまったく恥ずかしさとかてらいとかはなく、生きてきたから。
そういう「女子っぽい」とされるものを、当たり前に身に着けられるくらい、私は自分がいわゆる「女」としているのが当たり前だったんだと思う。
でもね、こういう、いわゆる「女っぽい」ものが好きな私だけど、けして「男受け」を狙っているわけではないの。
ジェンダーの問題で、由香が感じていた違和感は、私も本当に同じで、「おじさんにちやほやされる若い可愛い女の子」ではいたくないと、20代のときはすごい思っていた。
じゃあ、なんで可愛い服を着るの?って自問自答すると、それは結局「自分が好きだ」ってことなんだよね。
今は、少し年を取って、ピンクやリボンの可愛らしさよりも、細身のタイトなシルエットとか、光沢のあるシックな素材とかに惹かれるようになってきたけれど、それでもやっぱり「女っぽい」感じが好き。
それは、男性に見られることを意識しているわけじゃなくて、私がこういう女性像に憧れているんだろうな。
このあたりのことは、もうちょっと自分でもきちんと考えて、言語化してみたいと思ってます。
ところで、話は戻るけど、由香が自分軸の企業のことを書いていたのも、すごく納得がいったよ。
もう言い尽くされている話かもしれないけど、Appleのことが頭に浮かんだ。
Appleがファンを離さないのって、由香が言っているような「うちが世間に出したい商品はこれです!」っていうのが強いからだよね。
次は、どんなワクワクをくれるんだろう、っていう期待がある。
おそらく、その辺のシロウトの意見を何万人集めたってそういうものは作れない。
1人ないしは少数の優秀なクリエイターや商品開発者のこだわりをぶつけたほうが、とんがっていて面白いものができるんだよね。
私が最近、すごい欲しくなるブランドは、ファッションで言えば、Roujeのほかには、Edit for Lulu。実店舗がなくなってしまって、今はオンライン限定のブランドになっちゃったんだけど。
でも、どのお洋服も「う~ん、すごい!」と思わせるものばかりで、やっぱり、私のような1シロウトに意見を求められたとしたら、こんな素敵なお洋服はできないな、と思っちゃう(笑)。
あとは、Anna October。
ウクライナ出身のデザイナーのコレクションブランドなんだけど、NEWコレクションが上がるたびに、「素敵!」って思っちゃう。
デザインは個性的だけどフェミニンで、旧共産圏からこんな自由なデザインが生まれるんだというのにも感動した!
由香は、最近どうしても気になっちゃうブランドって、どういうの?
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