Doomsdayで駆け抜けた第19期レガシー東海王を振り返る
みなさん、始めまして
第19期レガシー東海王になったあすかです
今回初めてnoteで書かせていただきます
1.自己紹介
まずは自身の経歴とか諸々
MTG歴
ISD-RTR期からモダンで参戦
スタン、レガシー、パイオニア等、その時やりたいフォーマットをプレイ
特別な実績は特になく、強いて言うならMFパイオニアで2日目とかLastSun2日目進出
所属コミュニティ
達磨会
チーム四日市レガシー
てら古屋
レガシープレイヤーが活動するコミュニティとしてはこの辺り
使用デッキ
特に特定の持ちデッキは無し
好みのデッキはアグロ、ミッドレンジなど真っ当に殴り勝つデッキだが、優先は「今の環境で何が勝てるか」でデッキ選択
レガシー使用デッキの変遷としては、2020年頃から記録が残ってるものだと
アルーレン→ドレッジ→サメ補充→BUGホガーク→デスタク→緑白黒デプス→8cast→デスタク→白単イニシアチブ→デスタク→黒系scam→職工エルフ→セファリッドブレックファスト→青黒オラクルコンボ→Doomsday(使い始めて3ヶ月目)
2.デッキ選択理由
豆を軸にしたコントロールやそれへの対抗するデッキが増え、名古屋の環境ではデルバーが減少、さらに苦手だった職工エルフも数を減らしていたことからDoomsdayで行けると判断
そもそもDoomsdayを握る理由が今の環境で勝つなら「早いコンボ」「打ち消し等妨害札を用意できる」という要素が自分の中である中でセファリッドブレックファスト→青黒オラクルコンボ→Doomsdayと変遷
また、カルロフ邸殺人事件でも新たにカードを獲得したこともありDoomsdayを握るモチベーションにもなった
3.デッキレシピ
基本的なレシピから大きくは変わらないと思うので細かい選択肢的なカードとカルロフ邸殺人事件からの採用についてピックアップ
《ロリアンの発見》
コントロール定番の島サイクリングスペル
青カウント、月環境下での島サーチ、ドロー以外のパイル圧縮手段
フェッチ9枚の枠を1枚ロリアンの発見に変更
《一つの指輪》
採用に当たってはいつも悩みどころの1枚
出した次のターンと3ドローが概ね保証される
雑に使っても強いし、《進め!エオルの家の子よ!》の様な《最後の審判》を通した返しに詰めに来るような状況にも対応ができる(指輪を出した次のターンに《最後の審判》からそのまま2ドロー込みのフィニッシュパイルを組む等)
遅いデッキ相手に刺さす想定で採用
《地下街の下水道》
何かと最近話題の諜報ランド
手牌を温存する場合の相手のエンドに出したり、パイル圧縮に使う
強制タップインというのがネックだがそれ以上のリターンは期待できそう
今回はアンタップインの土地を減らさずスペル枠を割いての採用
《許可なき脱出》
パーマネントバウンス+諜報1
個人的ぶっ壊れカード
最初は1枚採用だったが2枚積んでパイルを組むと1枚目が通れば落としてフィニッシュ、通らなかったら2枚目…と行けるのと、マナに余裕があれば場に出た《激しい叱責》を戻したり《もみ消し》等で消えた自分の《タッサの神託者》を戻して再キャストしたり小回り効きそうなカード
従来の《厚かましい借り手》から変更
《長い別れ》
新しい黒の軽量除去
狙いたい相手としては《致命的な一押し》と同じく《秘密を掘り下げる者》、《ドラゴンの怒りの媒介者》の様な軽量クロック、《オークの弓使い》、《溜め込むアウフ》等の妨害クリーチャーに加えて《覆いを割く者、ナーセット》、《時を解す者、テフェリー》等の居るだけで妨害になるPW
《致命的な一押し》を2枚採用していたうち1枚を差し替え
ただ、1マナ2マナの差はやはり重いのでさすがに大会終えた後《致命的な一押し》2枚に戻した
環境次第
他基本となるカードや採用枚数、プレイの方針などあるが一旦整理してから書きたいのでそちらはまた別で書き起こします
4.Doomsdayというデッキの理解
Doomsdayはゲーム構築面では次の3点が大きな特徴になると考えている
1.早期決着のコンボデッキ
Doomsdayといえばこれといった印象を持つ人は多いと思う
コントロール相手には準備時間を与えないことが重要だと考えている
2.サイド後のプラン変更
サイド後は《濁浪の執政》、《黙示録、シェオルドレット》のフィニッシャー級クリーチャーを採用
これによって《最後の審判》とクリーチャーで詰めるパターンの2択への対処を相手に強いることができる特にデルバー系のようなクロックパーミッション相手だと揺すりをかけられる為非常に有効に感じている
3.序盤からライフを詰めに来るデッキに弱い
《最後の審判》の性質上ライフを詰められる動きに弱い
概ねフェッチ絡んで19→9となるところから早い段階のクロック展開に弱い
合わせて、早いデッキに共通する話として
4.長丁場で疲れにくい
対戦にかける時間が短く集中による負担も比較的少なく済むので思考パフォーマンスの維持ができる
5.ゲーム展開がわかりやすい
Doomsdayは準備時間が短く詰め盤面を用意できるのでゲーム開始から終わりまでの展開が覚えやすく、「ゲームの分岐点がどこだったか」、「何が敗因だったのか」が振り返りやすい
6.練習量を稼げる
ゲームが早ければその分試行回数を稼げる
5.19期レガシー東海王決定戦のゲーム
R1 ANT ×○○
初戦でDoomsdayの師に当たる相手(使い始めの頃基礎的な回し方とかサイドインアウトの相談に乗ってもらっていた)
1ゲーム目のキープは土地×2、ペタル、ハンデス、ドロソ3でDoomsday待ちキープするもDoomsday引かず
2ゲーム目、3ゲーム目は1ターン目からダリチュDoomsday&打ち消し構えで勝ち
R2 Death&Tax ○×○
有利マッチ
2ゲーム目囲いでサリア抜いて勝ちが見えてたところ返しのトップサリアに持っていかれた以外は特筆無し
R3 カーンフォージ ○××
1ゲーム目は1ターン目から走って順当に勝ち
2ゲーム目相手展開止まるも倦怠の宝珠セットで1ターンで決められるパイル組めず返しに負け
3ゲーム目囲いの選択肢を間違えて負け
R4 忍者 ○×○
1ゲーム目打ち消しDoomsdayハンドで勝ち
2ゲーム目受け身のハンドキープしてしまい改良式鋳造所が対処できず負け
3ゲーム目最速シェオルプランに相手返し札無しで勝ち
R5 青黒ペインター ○○-
1ゲーム目 相手の丸砥石着地するも返しのDoomsdayでケアしたパイル組めるので勝ち
2ゲーム目 ペインター先出しの青指定を逆用して手札を温存&相手の引きの悪さもあって勝ち
R6 ID
8位抜け
SE1 RUGタッチ白豆ビートダウン ○○-
豆相手の立ち回りとしては早期決着狙い
Doomsdayを通しに行ったりハンデスで隙を作って通して勝つ
特にこのデッキは《目眩まし》のような序盤から1対1交換で打ち消しできるようなカードが無い為序盤から畳み掛ける事でリソース切れも狙えると考えている
相手はチャネラー稲妻の早期プランもある為そこだけ除去と打ち消しで抑えて勝ち
SE2 セファリッドブレックファスト ×○○
1ゲーム目はダリチュDD&ドロソキープするもダリチュスタックでオアリムの詠唱を受けて土地詰まり負け
2ゲーム目先攻ダリチュDoomsday打ち消し構えから即フィニッシュ
3ゲーム目暗黒の儀式、Doomsday、will×2、アンシー、ブレスト、ポンダーから後ドローアンシーとバグり散らかした引きをして勝ち
SE3 カーンフォージ ×○○
最終ラウンドだか精神的にはここからが長い
1ゲーム目 土地、土地、囲い、ペタル、パーソナルチューターで妨害or2ターン目にDoomsday撃つハンドでキープするも相手の指輪からのロケットスタートで対応できず負け
そもそもキープハンドが緩すぎた
2ゲーム目 土地、土地、パーソナルチューター、考慮、ブレスト、will、ペタルで1ターン目抑えてパソチューから走れるかのキープ
1ターン目を抑える事に成功し、後はパイルを組んだあとサイドから入る《倦怠の宝珠》と《次元の歪曲》の両方をケアできるかのパイル構築
あと自分は1本落とせば負けという緊張感と普段遭遇の少ない組み合わせの妨害札に対するパイルでひたすら思考する
辛うじて答えに辿り着き勝ち
3ゲーム目後手
《否定の力》、《脅迫》、《思案》、《最後の審判》、《Undergroundsea》、《汚染された三角州》、《水蓮の花びら》でキープ
1ターン目を打ち消し、返しにハンデスしながらその次Doomsday…のキープ
相手《ウルザの物語》セットエンドから後手ドロー《暗黒の儀式》
…は?
え?
一瞬固まった
本当に固まってたかはわからないけど少なくとも自分の感覚では固まっていた
最後の最後にとんでもない引き
少し思慮してフェッチ切ってからアンシー、《暗黒の儀式》から《最後の審判》
残る手札には打ち消しもあり、相手の盤面を見ても可能な展開はあって1手
簡単なパイルを組むだけのはずなのにどうしても頭が回らない
変に難しいパイルを組もうとしてしまう
少し時間を置いて《通りの悪霊》2枚と《秋の際》2枚、そして《タッサの神託者》
最もシンプルであろうパイルで決着
6.最期に
Doomsdayを使い始めて3ヶ月目なんで、Doomsdayのスペシャリストかと言うわけでもないですが、先駆者のアドバイスと自分なりの経験と理解でここまで来れました
一旦は東海王の振り返りということで、デッキレシピの所でも記述した通り採用カードやプレイについてはまた別で
また今後の禁止改定や新弾による新たなアーキタイプの登場によって気付いたら握ってるデッキが変わるかも
アグロデッキ使いたい
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?