一日20000回筋トレする方法〜体幹編〜
皆さま、息を吐き切っていますか?
息をマックスまで吐き切ったことのある方、吐き切れる方はほとんどいらっしゃらないと思います。
呼吸に取り組んだことがある、あるいは実際に指導してますという方にも、ねこちゃん式アート呼吸は(まだ名前が定まっていません。)難しいね、と言われます。
でもこの呼吸は、進化の過程で獲得した事をフル活用するだけなので、コツをつかめば誰でもできます。
明治時代に流行った呼吸法の中には、病弱な人は控えるようにという方法や、座っていないとできない、など誰でも、というわけにはいかないものもありましたが、ねこちゃん式アート呼吸は、座っていても、立っていても、どんな姿勢でも、カラダが弱って起き上がれない方でも(このような時こそ最低限の筋肉を維持するのに役立ちます。)オーケーです!
さてマックスに吐き切った状態を一部づつお話ししていますが、最終的にはこれらを繋げて一度にできるようにします。
では今日の体幹についてお話しします。
骨盤を立てる状態になる、までは前回までにお話ししました。
骨盤を立てて、お尻内側までチカラがググッと入るようになると(尾てい骨を中に入れる、動物のしっぽがクルッと丸まるイメージ)になります。
その次の段階が、今日お話しする体幹です。
これができると肺をフル活用した呼吸が可能になり、非喫煙者に増えてる肺のトラブルの予防に繋がります。
もう少し具体的にお話しすると、「肺胞」というぶどう状の部分まで活用するのです。ここまで使って息を出し入れしなければ、本当の呼吸は成立しないのです。この肺胞に空気が届いて初めて二酸化炭素と酸素が交換されるのです。
骨盤が立って、お尻の内側にチカラが入り、尾てい骨が中に収まると今度は肋骨が下にググッと下がってきます。
肋骨が下がって骨盤に近づく形になると、もうこれで体幹にチカラが集まるのを感じると思います。
この体幹の使い方が分かると、カラダ全体の連動した動きと仕組みが分かるので、五十肩なども改善できます。
先日お話しした大谷翔平くんも、この一連の動きをマスターしていれば肘の故障も最小限に抑えられたはずです。復帰の記者会見のとき、彼は反り腰で尾てい骨の固まったまま席まで歩いていました…
話を戻します。
最初は肋骨が下がる感覚が曖昧だと思いますので、仮肋部分を両手で包み息を吐くタイミングに合わせて下にさげていく練習をして感覚をつかんで下さい。あくまで吐くタイミングに合わせて自然に、絶対手のチカラで無理矢理下げたりはしないで下さい。
体型に関係なく、肋骨が出ているなあ、という方はすぐに取り組んで下さい。
次回は肩甲骨の動きについてお話しします。肩甲骨の動きが分かると、猫背解消の仕組みも分かります。
いつも応援、有難うございます。