身内の張り合いに付き合う姉ちゃん
数年前。それは彼らが大学生の頃。
A君は超一流大学在学中
B君は中の下大学在学中
私は彼らの親族のおねえちゃん的な存在としてよく飲み会で集まらせる幹事役。母親から命令され、年に2回くらいは開いていたと思います。その時のお話。コロナ前よく親族会をして楽しくやってました。
A「おっBそれ有名なブランドの服やん。めっちゃええなー」
B「これバイトで稼いで買ったんだよ。今実家だし」
AとBはいずれも同じ年。Aは超一流大学に行ったものの食費程度のお小遣いで上京仕立ては中学時代から履いているアディダスと秋服がなかったので防寒用に季節外れのコートを着てきた。Bは着こなしもマネキン通り。バイトと学生時代を謳歌している様子だった。
A「俺も服ほしいー、家庭教師しててもお金ないもん。バンドでなくなる」
B「俺これ上下6万したからね。まじやばかったわー(↑聞いてない)」
良く2人に私はお姉ちゃんとしてABCマートに行ったり腕時計あげたりしたものです。あの時はなんか楽しく飲んでなーんも考えてない(笑)今になったら全部自腹で何してんだろって思います。
ただこの2人が合わさるとしょっちゅう喧嘩する。喧嘩もBから吹っ掛ける。半分大学のランクがいいのを妬んで自分の方が幸せなんだ!と言葉で表し火花がちる。
B「お前、そんな服じゃ彼女とかできねえよ。ちょっとは見かけ考えろ!」
A「Bはスペックが悪いから服でカバーしてるんだろ。
俺元がいいから('ω')ノ」
(´Д`) スペック?どちらも同じやで。
A「Bはバイトを辞めたりして続かねえじゃん。仕事だとうまくいくか?」
B「社会人なれば変わるっしょ」
こんな感じで2次会は確実にバトルになるので途中もう1次会のみに切り替えました。大学並みの飲みっぷりで新宿の路上で吐いたりもう悲惨。
ただ最終的にBはAが帰った後こう呟くんです。
B「あいつは今ダサくても社会人になったら俺と給料倍以上あるんだろうな。今だけでもあいつに勝っておかないと」
現在。
Aは大手銀行に入社。Bは商会会社に勤めています。あれから大人になった彼らをばあちゃんのお通夜などで見ても雰囲気はあまり変わりません。大学で物をいう時代もあるけれど、彼らは同じように辛くも楽しく仕事をこなしているようでした。
身内の張り合いは正直とてもめんどくさい。興味ない。
ただ子供の頃から植え付けられてる彼らにとっては仲良くなるということは何よりも1番難しいようでした。
私仲介建てじゃないんですけど( ゚Д゚)
ではまた次回(^_-)-☆