タイトル「紅葉」

色鮮やかに咲き誇る木ノ葉

ひらりひらりと舞い上がる

風にゆれ

人にゆれ

小さな鼓動を震わせて

私を見つめる

道はすっかり君色に染まり

あたりは別世界

光を浴びて君は輝く

その温かい色でわたしを包み込み

優しさに包まれるように

わたしはそっと瞳をとじる

自分の心も君色の染まっていくように

心が温かくなる

わたしの心もすっかり君色にかわっていくように

そして瞳をひらくと

木ノ葉は寿命がきたかのように静かにおちてゆく

夢を描くように舞い上がりながら落ちてゆく

わたしをそれを両手で大事に抱えた

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