恐竜が好きだった
小さいころ空想が好きでした。
ウルトラマン、怪獣、仮面ライダーなど
色々ね。
特にきっかけが大きくて力強い恐竜かも。
いや、アニメの影響もあったか?
古代王者恐竜キング
小さいときなぜか家にそういうプロモーションDVDがあった。
昔、データカードダスに恐竜ゲームあったらしいのだが、雑誌とDVDでしか見たことない。
アニメもやっていたらしいが自分が幼かったので見る機会がなかった。
今、この作品を覚えている人はいないのだろうか。
それでも観たときに本当の恐竜のように活き活きしていた。
あれは忘れられない。
確かに彼らは生きていた。
確かにその作品は存在してた。
それから多くの本で恐竜を調べていた。
勇気、安心感、思い出の象徴だった。
いつまでも一緒だと思った。
だが気づいたら彼らを忘れかけていた。
なぜなら現代は人間が主役だ。
大昔のトカゲ共なんぞ子どものくだらん
妄想だ。
学校行き、勉強し、就職し、結婚し、
人生を終えていくのだ。
競争社会。資本主義。現実を見ろ。
でもやっぱり。
本当は好きなんだよ。
強く、逞しく、生きていた君たちに
謝りたい。
素直になれなくてゴメンてね。
おなじような人間たちしかいないからかな。
君たちを疑っていた。
君たちは本当に存在していたかわからない。
そんな僕ができるのは。
どんなに惨めで嫌われていようとも
かつての君たちのように逞しく諦めずに
生きていくだけさ。