β-539 さみしくなるね

去りゆく、それは突然として。

わかっていたとしても、いざそのときが来るとなると、つらいもの。

いや、そのときはまだやることそれなりにあるからダメージはそこまでないんだけど、ちょっと落ち着いた頃にぽっかりと穴が開いてしまう。

もちろん時間が経てば埋められるようにはなるけれど、それはあのときの感覚とはまた違う。

どんなにそのときが良かったとしても、今更元には戻れやしない。

でもまだ生きてさえいればどこかで…という淡い期待はどこかにありはするんだけど、もう以前の状態には戻れないのは確か。

出逢いがある限り、去らなければならない。

フェードアウトなのか、眼前なのか、それはわからない。

さみしくなるのは、どんなことをしたとしても何もしなかったとしても明らか。

でも、やりたいことやれたかな?

となったときにもう十分とは言い切れないのかもしれない、心残りだった部分はどうしても出てくる。

スパッと切り替えられるほどドライにはなれない、どちらかと言えばウェッティなんだけど、でもいつまでも湿っていても仕方がない。

去りゆくときに、とりあえず考えられる限りのことはできたかな、向こうでも、離れても元気でいてねと素直に思えるのならば、きっといい出逢いだったと言えるのかもしれない。

そんなすぐには整理できないんだろうけど、ちょっとしたときにそう思えるひとでありたい。

そんなことを思う秋の夜長でありました。

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あした・の・β<ベータ>
ここまで読んでいただいてありがとうございます(人''▽`) 間髪入れずに言ってみますか・・・ よろしければ!でもまさかね・・・