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ローザンヌ国際バレエコンクール2024
土曜の午後、Eテレで「ローザンヌ国際バレエコンクール」が放送されていた。若きバレエダンサーたちの熱き決選。若手ダンサーの登竜門のコンクールも52回目だそうだ。わたしが熱心に見ていたのはもう何十年の前こと。熊川哲也16歳のドン・キホーテにおお〜っとなった頃。最近はどんなだろう?辛口コメント炸裂しているだろうかと、ぼ〜っと見始めた。
放送の解説はバレエ振付・演出家 山本康介さん。山本さんの解説の言葉の豊かさにほほ〜っとひれ伏す。山本さんが句会にいたら…といらぬ想像をしたりしつつ、クラシックの審査が終わる。続いて、コンテンポラリーでも審査するらしい。コンテンポラリーか…と1番目のダンサーを見る。うーむ。2番目のダンサーは黒い短パンに黒い靴下で登場。課題曲「ドゥ・ユー・ケア?」の切ないピアノの旋律に合わせて芸術的に踊る。なるほど。3番目のダンサーはパク・イウン16歳。薄いピンクの部屋着のようなゆるい衣装で脱力しながら踊り出した。曲はなんとジョニ・ミッチェルの歌。これもコンテンポラリーなの?と見入る。
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その後、人気の課題曲は「ドゥ・ユー・ケア?」。見比べるとダンサーの個性が色々でコンテンポラリーが俄然おもしろくなってきた。
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1位のブラジルの15歳の男子も良かったけれど、わたしはフランスの18歳と中国の16歳に見入りました。曲と振付を自分の個性を活かして十分に表現してたように見えた。
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そして、観客を一番に魅了していたのはアルゼンチンの18歳、パロマ・リベジャーラ・ビダルト。踊るよろこびに溢れていて、コンクールの緊張感ゼロ。すでに自分の踊りをよくわかっているようだ。
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同じ課題曲の韓国の16歳パク・イウンと見比べると、部屋でのくつろぎ方に品があるというか、部屋でダンスするわたしを見てねという感じ。パクさんはゆるゆる部屋でダンスしてますよという感じだったが、わたしはふたりとも好き。うどんに例えるとビダルトさんはさぬきうどん(コシがあってもちもち)、パクさんは五島うどん(つるんとした喉ごし)どっちもうまい。18歳になったパクさんも見たいな。みんな、プロのダンサーとしてすぐに活躍するでしょう。
ジョニ・ミッチェルの歌とコンテンポラリーダンスという組み合わせが意外とおもしろかった。何気なく見始めたのに結構楽しんでしまい、こうしてnoteを久々に更新までしてしまった。