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幽遊白書について

 久方ぶりに幽遊白書のアニメを見た。OPの微笑みの爆弾なちぃと思ったのだが、比較的有名な曲であるし、テレビや何かしらで聞く機会がたまにあった。本当になちかったのはEDのホームワークが終わらないであったり、さよならbyebyeだったり、アンバランスなkissをしてだったり、太陽がまた輝くときだったり、デイドリームジェネレーションだったりした。これらのなちさは凄まじく、そのメロディーが私の鼓膜を震わしたのは以前聞いた時からどれだけの年月を隔てているのだろうか。10年、いや、20年。10年20年経って、肩組んで笑っていたいな。これはめちゃイケで山本が復帰する時に流れた曲。まさにそんな感じの気分に、なら、ない。話が逸れた。幽遊白書のEDの話だ。やはりそれらを聞いた時のあの情動。郷愁、エモーショナル。馬渡松子や高橋ひろが私に「おかえり」と言っていた。これは確かなことだ。

 やはり自分は幽遊白書は仙水編だと思う。どことなくハンターハンター感が出てていい。界境トンネルを巡る人間同士の争い。海藤の禁句は筒井康隆を彷彿とさせるし、敵の7人の能力名がずらりと並んで明らかになった時はわくわくした。刃霧かっこいい。
 それからなんといっても仙水のキャラクターがいい。霊界探偵の闇堕ちと7つの人格。人間なのにS級クラスの強さ。声が園長先生なのは少し残念ではあったが、やはり彼はいいよ。

 暗黒武術会編も勿論いいのだが、純粋なバトルトーナメントなので、どこか胃もたれするというか何というか。子供は暗黒武術会が好きで、大人は仙水編が好きだという言葉をどこかで目にしたが、そういうことだと思う。当時から仙水編が好きだった私は、もう既に大人だったのかもしれない(そんなことはない)。あの頃仙水編が1番好きだと言ったら、友達共はすぐに「いや戸愚呂っしょ、トーナメントっしょ」とドヤ顔で言ってきたことを思い出す。これだから子供は。

 魔界編もいいのだが、やはり終盤の投げやり具合が目に余ってしまう。作者は相当終わらせたかったのだろう。アニメではトーナメントの何戦かがオリジナルで描かれていて、当時は何も思わなかったのだが、今見るとこいつは酷いなと思う。飛影と骸の戦闘中の問答はハア?だし、黄泉との対決で急に幽助が無気力になるのも訳わかめだ。あと勝手に時雨を殺すな。可哀想だろ。

 暗黒武術界編では人間vs妖怪、仙水編では人間vs人間、魔界編では妖怪vs妖怪と変遷していく。もし続きが描かれるとしたら、妖怪vs異次元の奴らとなるだろう。それを見越して作者は樹を出したのではないかとさえ思ってしまうが、早く終わらせたかったようなのでそんなことはないのかもしれない。異次元編描かれないかな。桑原くんも大活躍すること間違い無いので激アツなのだが。

 終わり。読んでくださって、ア・リ・ガ・ト・ウ・ゴ・ザ・イ・ますっ!

閲覧ありがとうございます。サポートなんてして頂いた日にはサンバを踊ろうかと思います。