「数字の管理」が事業継続につながる
前職が経理事務だったこともあり、毎月の集計業務に苦を感じたことはありません。むしろ、成績表の感覚で楽しくもあります。
売上が月に数万円しかない駆け出しの頃から、毎月の集計は欠かさずにしています。
今月、忙しかったな・・・と思っていたけれど、数字的には体感ほどの伸びがなかったり、逆に体調不良などで中止の方が多かったな・・・と思っていたら売上的には伸びていたりということがあります。
その理由を考えることが反省であり、次へのステップにつながります。
減収の理由が明確だと、一喜一憂しないですむ
たとえば減収の月があったとしても前月の5%以内でおさまっていれば、特に心配はしていません。この仕事、季節で体調不良が増えたり、お別れが続くことがあります。長期で数字をみていると、それでも5%以内ですし、翌月までひっぱることもありません。
ですが、同じ訪問先で減収が続くのは、対策を考える必要があります。
そして減収の幅が狭く抑えられるのをメリットと考えられる反面、増収も急激に伸びることはまずありません。
新規の訪問先が増えても、いきなり数十名のケアをお任せくださることはありません。
毎日更新すれば、月末は集計するだけ
エクセル で簡単な表を作成しています。
うちの会社は5月が決算月なので、6月スタートですが個人事業主だと確定申告の都合上、1月−12月でまとめた方がわかりやすいです。
空欄に仕事が終わった施設から、売上を入れていくだけです。※スタッフからの報告書を元に作成
下の黄色いセルに合計が出るので、タイムリーに月の売上管理を見ることができます。
うちは請求書はスタッフの終了報告書を元に、外注で作成をお願いしています。
請求書と照らし合わせることで、再度チェックでき誤請求の防止もできます。
さらに消費税を抜いたものも作成
個人事業主だと消費税の納税業者にはならない方が多く、あまり気にしないかもしれませんが外税・内税にかかわらず、消費税を抜いた数字の把握をしておくとよいです。
昨年10月に消費税が10%に上がりました。納税業者でなければ、外税だと実質の増収、内税だと変わらずでしょうが、努力とは関係ない原因と言えます。
納税業者だと、納めなくてはならない金額の大まかな数字の把握になり、よけておかないと大変なことになります(汗
消費税、小さい会社ほどけっこうツライです。
最後に・・・
高齢者フットケアをはじめたい人が、増えるといいなと思っています。
ですが、始めた以上は継続することが1番の責任です。そのためには売上を伸ばし、存続していかなければなりません。
集客はどうすればいいだろう?と考えるのは当然ですが、現在の自分を客観視する方法として、「数字の管理」は大切です。
想いがあって始めることはとてもすばらしいです。だからこそ、続けてもらいたいのです。
フットケアスクールは多くあり、技術指導も素晴らしいところばかりです。
わたしのような小さい会社が伝えられることは何だろう?と考えたときに、あたりまえにやってることなのかもしれないと思いました。
きっかけは5月1日から申請が始まっている「持続化給付金」です。
※法人も個人事業主も前年同月と比較して、5割の売上減少があれば申請できます。詳しくは経済産業省のHPを参照ください。
Twitterで、申請手続きを給付額の○○%で請負っている人がいることを知りました。さらに喜んで頼んでいる人もいたようです。
正直、おどろきでした。
コロナ対策の給付金です、そろえるのに苦労する資料はありません。
どんな方が申請のお手伝いサービスを利用されたのかは分かりませんが、
高齢者フットケアを始めたい!始めました!という方
「数字の管理」は、事業継続の方法のひとつです。
ぜひ今日から始めてください。
高齢者フットケアはじめて12年目になります。10年をひと区切りとしたら、はじめたい方へむけて発信してもよいのではないかと考え、記事にしていこうと思います。
誰かの役に少しでも立てれば幸いです。
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