高齢者フットケア。お客様から聞かれて、ちょっと困ること。
高齢者フットケアサービスでは、だいたいのお客様が30分コースを選択。
ケア中、おしゃべりに花を咲かせることも多くあります。
ついつい、してしまう質問が「おいくつですか?」レディーに年齢を聞くのは失礼ですが・・・お話が昔話になると年齢で、背景が変わってくることがあるので、話に入り込んでしまうと確認の意味で聞いてしまうことがあります。
申込書や情報提供書で、情報はいただいているのですが、ケアに入り会話の中で、思い出せなかったり確認でつい。
特に戦争中の話を伺っていると、80歳と90歳では当時の年齢が子供時代なのか、青春時代なのかで私の中で、想像する景色が大きく変わってきます。
「おいくつですか?」
と、年齢を聞いてご自身の年齢を忘れている方、けっこう多いです。認知症でなくても思い出せない方もいます。
でも、それが元気の秘訣なのかもしれません。
年齢確認の質問に、生年月日でお答えしてくれる方もいます。
そんな時は、自分の生年月日・年齢から足し算です。大正だと途端に頭がこんがらがります。
おばあちゃんが生きてたら・・・???分からん・・・
ざっくり90代後半だろうという感じで落ち着きます。
・・・ですが、もっと困るお返事があります。
「いくつに見える?」
もう、ひと昔前の合コンみたいな返しですが、時々あるんです。
質問に質問で返す、とても困ります。しかも失敗できません。
無理のない範囲で若めの年齢を言うのがお愛想です。
あまりに遠いと、不信感がでます。でも、近くてもオーバーだと気まずい。
恐る恐る、お伝えしますが30代、40代よりも難しいものです。
80代を超えると、お元気な方は10歳くらいは平気で若く見えます。
逆もありますが・・・
私は自分が年齢を聞かれたら、お客様にはズバリの年齢を伝えることにしています。
そのほうが、「若いじゃないー」「可愛いわ」と、お世辞を言ってもらえる率が高くなります。お世辞でも気分が上がります。
先日、驚異的に年齢を詐称したお客様がいらっしゃいました。
実年齢102歳。テキパキ歩き、難聴もなく、悪いところはどこもなし。
実際80代に見えます。本当にお若いです。
年齢を知っていたので聞きませんでしたが、お客様から年齢の申告がありました。
私・・・202歳なの。(真顔)
100歳、サバよんでる。
一体、どこでプラス100歳も計算違いをしてしまったのか分かりませんが、完全に202歳と思い込んでいました。
マイナス20歳でも分からないのに・・・
ケア中に、くすっと笑いをいただきました。