4月の売上、8割ダウンか?
高齢者の介護施設に訪問して、フットケアサービスを提供している。2月末からコロナの影響が仕事にも出始めた。早い対応の施設では2月後半から外部業者の立ち入りが停止。
フットケアは対面で、いわゆる濃厚接触に入るので仕方ない。
3月に入り中止施設がさらに増えた。そして先日の「緊急事態宣言」の発令によって4月は壊滅的。
昨日、今日の電話は中止の連絡ばかり。
高齢者にフットケアは必要なのか?
高齢者には介護予防・転倒予防の観点からフットケアは大切です!
と、講座やセミナーでも何度も繰り返した言葉。
緊急事態とはいえ、10年かけて少しずつ増えてきたお客様が4月のケアは、ほぼ無くなった。
もちろん高齢者であるお客様が対象のサービス。感染のリスクを考えれば中止の措置は当然。でも、ソコとは違うところで「本当にフットケアは必要なのだろうか?」と、急な事態の変わりように落ち込む日もあった。
お客様からのハガキで気付く
3月末に入居しているお客様から、ハガキが届いた。約2年半、1ヶ月に1度のケアは皆勤賞。訪問ケアが中止になったことで、再開希望の電話も頂いていたのだけれど、施設の判断なのでと謝るしかなかった。
届いたハガキが上の写真。これを読んでどこか吹っ切れ。自信が戻ってきた。
やっぱり私たちの仕事は必要だし、待っていてくれている人がいる。
必要としている方がいて、状況が許せばケアを続けよう!と決心。
「フットケアは医療の次に大事だと思っているので来てください。」と言って、3月は継続の施設もあった。
先日は「緊急事態宣言」発令されると、業者の立入はできなくなると思うから明日、来て欲しいと予定繰り上げ、駆け込みケアの依頼の施設もあった。
残念ながらハガキのお客様は、ケアすることはできないけれどもし、施設のスタッフがケアする時の参考になればと、施設宛に「フットケアだより」と、爪の切り方の動画の紹介を郵送した。
今、何ができるか考える
今の状況は何をしてもリスクが大きい。人が動けば感染のリスク。
動かずにいれば、足や体の状態にリスクが出るかもしれない。経営者としては会社の存続、スタッフの収入も考えなければならない。
3月にできた施設も4月はさすがに中止。訪問せずともケアできる方法はないだろうか?と、「フットケアだより」をダウンロードできるように準備した。
改めて思う。高齢者にとって、フットケアは生きるために必要。
そしてフットケアの仕事が私は大好きだ。
晴れて訪問再会する日のために、高齢者のためのフットケアの発信を続ける!