小指のウオノメの原因、かかとトントンしてる?
整形外科のフットケア外来を担当していると、高齢者施設とは違うトラブルが多く、とても勉強になります。
その中のひとつが「ウオノメ・タコ」
毎月、定期的に除去にくる方も多いです。
ウオノメができる原因については、こちらの記事を参考にしてください。
最近できた小指のウオノメ
noteの記事のネタ探しで、次男に「足とか足の爪のお困りごとない?」と何気なく聞いてみたら・・・ありました!
右足小指の脇のウオノメ。
痛みは強くはないものの、最近できて気になっていたそうです。
あらら・・・しっかりウオノメですね。
ウオノメなぜできた?
彼はとにかく毎日、よく歩いています。
バス代節約のためにJRの駅から大学まで、家から駅まで。
おそらく往復、6キロから7キロくらい歩いているようです。
もちろん毎日スニーカー。
足に合っているお気に入りのものを、交互に履いています。
朝、出かける時もきちんと靴紐を結んでいます。
うーん。。。どうしたのかな?
もしかして靴の履き方?
きちんと靴紐を結ぶ他に、もうひとつ大事なポイントがあります。
意外と知られていないので、今日から気をつけてみてください。
同じ靴でもさらに歩きやすくなります。
それは・・・「かかとに合わせて履く」ことです。
靴の中に、足を入れてかかとに合わせます。
かかとを軽く2,3回トントンして、合わせます。
つま先にゆとりを持たせるためです。
これによって、足の指がしっかりと地面を蹴ることができます。
次男はつま先で合わせていて、靴の先端の細いところに小指が擦れていたのかもしれません。
確認したところ、かかとで合わせてはいなかったそうです。
しばらく、かかとトントンをしてもらい、どのようになるか観察です。
原因が特定され、摩擦や圧迫がなくなればウオノメは自然と小さくなり、やがてなくなります。
幸い痛みはそれほど強くないので、除去せずに小さくなることを期待します。
靴の履き方の記事です。
靴の命はかかと
かかとは靴の大切な部分です。
かかとを踏んづけて歩くことは、靴を殺してしまっているのと同じ行為です。
履くときは靴ベラを使用して、靴を大切に扱いましょう。
かかとは硬くしっかりしている方が、歩くのに適しています。
足に合った靴を選んだら、足に合わせてきちんと履きましょう。