「第一章 完結」岩原てるお
国際関係学部多文化コミュニケーション学科4年の岩原てるおです。
このnoteを書いているのは、note提出の締切日である11/16です。
2日後には引退試合が迫っています。
3週間後の12/7には卒論の提出もあります。
色々迫られすぎです、辛いです。
そんな中でこのnoteを書いていますが、最後まで読んでいただけるとありがたいです。
大学卒業後、サッカーは続けません。
今までの自分にとって「サッカー」は当たり前の存在でした。なくてはならないもの。義務。宿命。そんな感じです。
月曜日はオフで、平日は毎日2時間ほど練習し、土日は試合で、また月曜日はオフ。そんな日々の繰り返しでした。
そんなサッカー中心の生活があと2日で無くなります。まだ実感はありません。最終節の試合終了の笛が鳴った瞬間に色々と込み上げてくるものがあるんだと思います。
今までサッカー以外にこんなに夢中になって続けてきた事なんて一つもありません。
サッカーが大好きなんです。
サッカーは自分のアイデンティティです。
まぁ、てるおにサッカーは、鬼に金棒、大谷に一平、濱口に無人島やからな。
そんな冗談はさておき、真面目に話したいと思います。
高校の頃監督に、
「お前らからサッカーを取った時何が残るか考えろ。」
聞き飽きるほど言われたのを思い出しました。
大学でも小島監督には、サッカーの事だけではなく人間性の部分や、社会人として、人として当たり前のことを当たり前にできるように指導していただきました。
自分からサッカーを取った時何が残るのか、最近よく考えるようになりました。
サッカーが無くなった自分は、特に趣味があるわけでもない、得意な事もない、何かしたい事があるわけでもない、人より優れている部分もない。何も残らないと思いました。
しかし、サッカー人生を振り返ると、多くのことをサッカーを通じて学ぶことができました。
自分は大学4年間で本当に人として成長できたと実感しています。
まず、18年間生まれ育った磐田を出て、親元を離れて寮生活をしたのは本当に良い経験になりました。
全国各地から多種多様なメンバーが集まって寮生活するのは本当に大変です。色んな考えを持ってる人がいます。色々なことを学べます。
みんな人生で一回は寮生活経験した方が良いと思います。
そして、親は偉大です。改めて感じることができました。本当に尊敬しています。
2年の4月には人生で初めて坊主になりました。ちょっとやらかしてしまいました。それを機に本当に心を入れ替えてサッカーに取り組もうと思う事ができたと思います。あの経験がなかったら今の自分はいません。
今思えば坊主になっておいて良かったとまで思っています。
さすがにそれは言い過ぎました。
あの時本気で叱ってくれた先輩方、本当にありがとうございました。
そんな自分が3年時に副主将、今では主将をやっているなんて、坊主になった時の自分は想像もつかないでしょう。
関東2部に昇格して、残り1節にして未勝利なのも絶対に想像できないでしょうね。
3年次には本当に素晴らしいシーズンを過ごして、関東2部昇格を決める事ができ、サッカー人生で1番充実した1年間だったと思っていました。
しかし今年は負け、負け、負け、負け、負け、負け、分け、負け、負け、くらいで負け続けました。こんなの人生で初めてです。しんどかったですね。天国と地獄がどういう事かを学ぶ事ができました。
この1年色んな事を考えました。先輩たちが関東で戦っていたらどうなってたんだろう。自分が出ていなかったら、自分が主将じゃなかったら勝てていたのかもしれない。他の大学へ行ったらどうなってたんだろう。
こんな事を考えても仕方ないし、こんな事を考えてはいけないのは自分でも分かっていました。
どんな事でもポジティブに捉える事ができる自分も、ネガティブな事を考えてしまう事が多かった1年間でした。
それでも負け続けたこの1年間が自分にとって今までで1番充実した1年間になったと自信をもって言えます。
こんな負け続けているチームの主将を務めることなんて、なかなか経験できません。
主将としてチームを勝たせて、昇格という置き土産を残して引退したら最高にかっこよかったですよ。でも自分にはそんな事できませんでした。
負け続けている状況でも練習では声をかけ続けて前向きにやってくれたみんなには感謝しかないです。
時には勝ちたいが故に、みんなとぶつかってしまう事もありました。きつい事を言ってしまった後輩たち、ごめんね。
今までのみんなのサッカー人生の中で、1番下手くそで頼りない主将だったと思います。
それでも、こんな自分に1年間ついてきてくれて、一緒に戦ってくれてありがとう。
最後に「てるくん、ありがとう」って言ってくれたら嬉しいです。泣いて喜びます。
来年は絶対1年で2部に戻ってな。
たくさん応援行くからさ!勝ったら飯連れてってあげるから!勝ったらね?
同期のみんなへ
4年間本当にありがとう。みんながいなかったら最後まで走り続けることはできなかったです。
うっかりミスをしがちだけど、みんなが見えない裏で多くの仕事をしてくれて、飲み行く時はなんだかんだ最後まで残ってるヨッシー。
普段は物静かだけどゲームさせたら止まらなくて、就活1番やってて、サッカーIQピカイチのたいち。
よく怒ってて(良い意味)、脳筋で、「うっせーよ」が口癖のみんなの寮長えーご。
最後の最後まで本当に迷惑かけられました。よく辞めずに頑張ったな。身体能力とポテンシャルはチーム1番のかい。
生粋の末っ子で、かまちょで、鬱陶しいけど多分4年間で1番共に時間を過ごしたよしき。
抜けてて、何やってんのかよくわからないけど、みんなから愛されてて、誰よりも努力家でサッカー小僧のおば。
うざい、うるさい、きたない、の三拍子揃ったタツト。
卒業してもまたみんなで集まろうね。
グループで連絡するから無視しないでね、
なんか反応してね。よろしく。
マネージャーのみんなへ
選手だけでは出来なかったような企画を考えてくれたり、たくさん写真を撮ってくれたり、多くの感謝があります。
そして何よりもリーグ運営だったり、選手の見えないところでのみんなの活躍は計り知れません。あなたたちがいなかったら選手たちは試合ができていません。本当にありがとう。
スタッフの皆さんへ
4年間本当にありがとうございました。
監督、坂本さん、清水さん、池さん、酒井さん、小張さん。本当にお世話になりました。
他にも多くの方々にお世話になりました。
自分が大学4年間でこんなに成長できたのは、皆さんの愛のある指導のおかげです。
これからもたまに試合観にくると思うので、覚えててくれたら嬉しいです。
両親へ
このnoteを読んでいるか分かりませんが、もし読んでいたら読んだよって言ってください。
22年間本当にありがとうございました。
もっと伝えたいことはたくさんありますが、ここではやめておきます。
最終節見に来てくれるらしいので、そこで今までの感謝を直接伝えたいと思います。
岩原てるおの人生第一章は完結しました。
今まではサッカー中心の人生でした。
これから自分の人生からサッカーは無くなります。もしかしたらやりたくなって何かしらの形で関わるかもしれません。
でも今までみたいに何かを犠牲にしてまで本気でサッカーに取り組む事は無いと思います。
サッカー人生に悔いはありません。
亜細亜大学体育会サッカー部で本当に良かったです。
これからは岩原てるおの人生第二章が始まります。
どうなるのか想像もつきません。また想像もしてなかった事がたくさん起きるんでしょうね。人生って面白いですよね。
自分の思っている事をとりあえず書いたら、こんなに長くなってしまいました。
結局何が言いたいかって、この4年間が本当に最高で幸せだったって事です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
亜細亜大学体育会サッカー部 主将
岩原てるお
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