「それは so nice な サッカー人生」
経営学部経営学科 4年 水落智也(ヴァンフォーレ甲府U-18)
こんにちは。
今回noteを担当させていただきます。
亜細亜大学4年水落智也です。
気がつけば今年も残すところあと1ヶ月ちょいとなりました。また、このnoteが出ているということは4日後には最終節があり、最終節のホイッスルがなり終われば自分のサッカー人生にピリオドが打たれる可能性があることになります。毎年、各大学で引退noteが出るのを見てきた自分が今では書く番になってしまうと思うと時の流れはとても早いと感じます。
また各地域のリーグ戦も終わり日本を代表するJリーグも終わりを迎えようとしています。そんな中、自分のサッカー人生、亜細亜大学での4年間も終わりが近づいています。全ての出来事には終わりがつきものですが、いざ終わりが近づくと寂しさを感じるもですね。
今回、最後のnoteということなので自分の正直な思いや感じていることを素直に書きたいと思います。まとまりのない文章になりますが最後まで読んでいただけたら幸いです。
この大学4年間のサッカー生活は9割が悪い事、1割がいい事だったと思う。
「プロになる。」
そう決意して入部した2021年4月。
プロサッカー選手を目指しながら必死にボールを追いかけた4年間はそう簡単なものではなく壁だらけの4年間だった。
右も左もわからずがむしゃらに頑張った1年生。
どれだけ努力しても勝ることのできなかった偉大な先輩達。また、関東2部昇格に何も貢献できずにスタンドから見ることしかできなっかた2年生。
期待を胸に挑んだ初の関東2部。負け、負け、負け、を味わうに味わり、ボールを見たくなくなり1年で3部降格した3年生。
最後の年なのにリーグ戦を戦うことができなかった4年生。
幼い頃からの夢であったプロサッカー選手になれなかった4年間。
正直、18年間サッカーをしてきて最後の大学4年生のシーズンがサッカー人生の中で一番辛いシーズンだったと思う。
今年のシーズンが始まり自分の心のどこかで全試合出れなくても半分以上は試合に出れると思いこんでいた。
その思い込みは無惨に外れた。
練習、練習試合を重ねていく中、「水落」というマグネットは最初に置かれる事はだんだんとなくなっていった。
4月になり開幕戦が近づき自分はもう試合に出ることはできないのかなと思いはじめた。
シーズンが始まりベンチ、ベンチ、ラスト5分交代、ベンチ、ベンチ外、とこの繰り返しだった。
「試合にでたい!」
そんな思いはだんだんと消えていき自分の将来を気にするようになってしまった。
それと同時にサッカーへの熱も冷めたと思う。
地元の友達に電話をし、就活の話を真剣に聞いてもらう日もあった。
また、毎週見ていたJリーグやサッカーの動画も就活のページに変わった。
それでも最後の年だからサッカーを頑張らなとと思うが何かしら逃げ道を探していたと思う。
練習後に欠かさず行っていた自主練、筋トレはだんだんと回数が減り、後輩たちや同期が努力してるのを見ては自分もやんないとと思わされたが自分は行動に移す事ができなかった。
いま思えばそれがサッカー人生で1番の後悔かもしれない。
また歳で体が動かないと言ってる自分をぶん殴りたいと思いますね。
自分の中でもうプロを諦めていたが戦友が次々とプロになる報告を受けると心の中で社会人サッカーやJFLなどからキャリアを始めればいつかは追いつけるのではないかと考える日もあった。
しかし、自分にはそんな覚悟はないし、自信、勇気がなかった。
そして自分自身がプロへの想いが完全に消えた。
ここまでの話を読むと決して華があるサッカー人生とは言えないと思う。
しかし亜細亜大学という素晴らしい場所で最高の仲間と指導者に巡り合えた事は唯一の救いだったと思う。
最後のnoteなのにこんなマイナスなことを書きまくってしまい申し訳ない。
しかし、これは本音だから正直に書いてみた。
ここからは、いい事のお話をしようと思う。
自分にとって1割のいい事が大学生活、サッカー生活に華を咲かせたと思うし、幸せ者だと感じさせてくれた。
また、1割のいいことが9割の悪いことを乗り越える原動力をくれたと思う。
それはここまで不自由なくサッカーを続かせてくれた家族、切磋琢磨してきた同期のみんな、こんな自分に親しくついてきてくれた後輩達、また、身体もない技術もない自分に寄り添って指導してくれた小島監督をはじめとする亜細亜大学のスタッフの方々、大学生活で出会ったみんなのおかけで幸せに過ごせました。
心から感謝します。
「入部する年ミスった。」
最初はそう思った。
しかし、今となっては
最高の同期だなと思う。
今だから言えるが入学してきときはこの同期と一緒に4年間サッカーを続けていけるか心配だったがなんだかんだ楽しい日々を共にしたと思う。
奴隷のように先輩に扱き使われ続けた1年時。
雷、大雨の中、文句を言いながら罰走した日。
アホして坊主になった団子3人衆。
なかなか大学に姿を現さないとある学部たち。
大事な試合だっていうのに大寝坊してくるヤツ。
ビブス係なのに試合にビブスを持ってこないで俺に取り行かせるヤツ。
すぐ自分の世界に入ってしまう変わり者。
何も生産性のない話で盛り上がる日々。
書き始めたらキリがないぐらい思い出が出てくる。同期は面白くて変わった奴らしかいない学年だけどそんな同期に何回も救われてきたと思う。
ほんとにありがとう。という言葉が出てくる。
最終節4年生の底力見せて後輩に最高の置き土産できるようにみんなで頑張ろう!!
そして笑顔で引退しような!!
書きたいことはまだまだたくさんあるけどそれはみんなでお酒を呑み行った時に語ろう!
また、生意気だけどものすごく可愛らしい後輩にもたくさん救われてきた。
何かしらの事件や出来事があると次の日にはすぐ容赦なくいじってくる3年生。
コンビニやスーパーで偶然遭遇すると目をキラキラ光らせながら俺たちを見てくる後輩。
ボール回しでミスしたら全て俺のせいにしてくる後輩。
いま思えば何気ない日常が自分を4年間必死にボールを追いかける原動力になってたと思うしそのおかげで辛い1年間を乗り越える事ができたと思う。
後輩たち、最後には「ともやん、ありがとう。」って声をたくさんかけてね!
この場を借りて後輩たちには一つだけ伝えたいことがある。
今ある環境を当たり前だと思わないでほしいということ。
偉大な先輩やスタッフの方々の努力があって今があると思うからだ。
関東リーグを戦えること、Iリーグを戦えること、いい環境で練習ができること、全てに感謝して亜細亜大学の歴史をもっと大きくしてほしいと思う。
少し話がそれてしまうが、自分が入部したときは東京都リーグ1部、不定期に行われるJr.リーグ、蹴りずらいグランド一面、少しボロボロのトレーニングセンター、だった。
しかし、たった2,3年で全てが進化した。
この進化を目にしてきた自分の学年だから言える事がある。
日々を大切にしてサッカーを全力で楽しんでほしい。
4年間は本当にあっという間だぞ!!
以上!。
話を戻そう。
亜細亜大学のスタッフ陣の方々にも感謝を忘れてはいけないと思う。
小島監督にはお世話になりまくりの4年間だった。
こんなド下手の自分を3年時には多く試合で使ってくれ感謝しかない。
サッカー人としてももちろん成長できた。でも、人間として一番成長させてくれと思います。
とある日に監督はこんな言葉をかけてくれた。
「水落を亜細亜大学に取ったのは練習会の時に体を張った守備に惹かれた。」
その言葉を聞いた瞬間少し涙が出てきた。
なぜ涙が出てきたかは覚えていながここでひとつだけ言える事がある。
小島監督は選手1人1人をしっかり見ていて決して見捨てないということ。
今いる亜細亜大学サッカー部の人は本当にいい監督に巡り合っていると思う。
また、檜山さん、清水さん、坂本さん、池さん、塚さん、こんな自分をご指導してくださり心より感謝します。
ほんとにありがとうございました。
やはり1番感謝しなくてはならないのは家族だと思う。
体に鞭を打って働き自分が18年間不自由なくサッカーを続けさせてくれた両親にはありがとうの言葉一つでは感謝しきれません。
たくさんスパイク壊してごめん。
サッカーが上手くいかない時にベクトルを親に向けてしまってごめん。
怪我ばっかでたくさん悩ませてごめん。
プロになれなくてごめん。
今思えばたくさんのごめんが出てくる。
でも家族の存在がなければ今の自分はいないと思う。
これからの第2章の水落智也の人生がスタートします。そこでたくさんのありがとうを伝えていきたいと思います。
少し時間かかるけど待っててね!
「努力の上に辛抱という棒を立てることで棒には必ず花が咲きます。」
この言葉は、自分が高校に入学するために親元を離れる際に父親がくれた手紙に書いてあった一文である。
大学生活辛くて前が暗闇になることが多くあったがこの言葉のおかげで何回も立ち直れたと思うし自分自身にエンジンをつけさせてくれた思う。
この手紙は自分にとって一生の宝物である。
サッカー選手として花を咲かす事ができなかったが1人の大人として花を咲かせ恩返しをすこしでもしたいと思う。
この場を借りて家族に感謝を伝えるが後々もっと感謝を直接伝えようと思う。
今となってはいいサッカー人生だったなぁ〜と自信を持って言える。
亜細亜大学で過ごした4年間はどこの誰よりも最高でniceなサッカー人生だった。
最後になりましたが改めて4年間のサッカー生活、大学生活で携わってくれた方々心より感謝します。みんなのおかげで楽しく今日までこれました!!!
今日も智也は元気です!!!
長い文章になりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
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