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「本質」 池田祐樹

 明けましておめでとうございます。

 今回noteを担当させて頂きます。
経営学部経営学科、体育会サッカー部主務3年池田祐樹と申します。

 テーマや内容は自由に書いていいということでしたが、せっかくなのでサッカーのことについて書かせていただきます。テーマは「本質」と少々堅いですが、大した内容ではないので「池田ってこんなこと考えてるんだなぁ。」と、適当にさらっと読んでいただけるとありがたいです。拙い文章ですがご容赦ください。

 初めに、新型コロナウイルス感染症が蔓延する日々の中、御尽力いただいている医療従事者の皆様、部活動が滞りなく活動できるように環境を整えてくださっている関係者の皆様。心から感謝申し上げます。ありがとうございます。

 さて、早速ですが、スポーツを続けている学生の皆さん、なぜスポーツを続けていますか?というのもここ1年でよく考えることがあったので。色々な理由があるとは思いますが、共通していえるのは楽しいから続けているだろうということです。当たり前すぎて忘れている人もいるかもしれませんが、楽しむということ。今回のテーマの結論はこれです。なので、もう終わりたいところですが、もう少し話を広げたいと思います。

 まず、前提として、私がなぜ大学でもサッカーを続けたいと思ったのかについて、私の過去を掘り下げつつ話します。
 私は今年でサッカー歴16年目になります。父の影響でサッカーを始め、小中は地元のクラブに所属し、県内の高校に進学しました。中学を卒業するまで挫折という挫折は経験したことがなかった私は、高校で自分の無力さを実感し、大きな挫折を経験しました。3年間のほとんどを1番下のカテゴリーで過ごし、先生方や先輩から毎日のようにお叱りを受け、高校最後の選手権もスタンドにいました。当時は死ぬほど辛く、苦しく、サッカーを辞めたいとまで思っていました。が、今思えばあの時に心をへし折られててよかったなと思っています。
 「そんなに嫌ならなんで辞めなかったの?」と思われる方もいると思います。辞められなかったんです。自分が身を削って築きあげてきたものをこんな形で終わらせたら自分に何も残らないと思ったんです。そのため、大学では何がなんでも試合に出て結果を残してやると意気込んで大学に入部しました。
 長くなりましたが、これが私が大学でサッカーを続けると決意した理由です。

 しかし、1年前くらいからもっと純粋にサッカーを楽しむべきだと思い始めました。楽しむといっても結果を蔑ろにした割り切った楽しさではなく、勝ったら嬉しい。負けたら悔しい。悔しいから練習する。練習するから勝てるようになる。といった、過程を楽しむということです。長くサッカーを続けてきて、忘れかけていたサッカーを始めたての頃の気持ちに原点回帰しました。
 それこそ入部したての頃は高校の頃の反動もあってか、試合に出ることや結果を残すことだけに固執し過ぎていて空回りしていたと思います。その分感情の浮き沈みも激しく、一喜一憂する日々ばかりで、結果として試合経験も少なかったです。結果を追い求め続けることは、スポーツにおいて大事な要素だと思うので、当時の動機が間違っていたとは思いません。むしろ理に適ってるとは思います。ただ心の底から楽しめていただろうかと考えればそうでなかったような気がします。そして自分のマインドの変化に気付き、少しずつ自分に対して矢印が向いた頃に運とタイミングも相まって、試合に出してもらえるようになった気がします。この時は試合に出られるという嬉しさもありましたが、自分に目を向けて真面目に、謙虚に、直向きにやっていれば何かしら変化するんだと結果に囚われずに結果が出たことが嬉しく、楽しいと感じました。

 前述と重なりますが、皆さんが考える学生スポーツの本質はなんだと思いますか。学生が自分達で主体的に考え、行動することでしょうか。多くのことを経験して社会に出るまでの準備をすることでしょうか。はたまた、プロへステップアップするために結果を出し続けることでしょうか。正解はないですが、どれも正しいと思います。ただ、私は結局、色々な経験をして吸収して吐き出して成長していけること自体を楽しめることが学生スポーツの本質なのではないかと4年目にしてうっすらと感じています。

 最後に、本当に纏まりもなく長々と書いてしまいましたが、何が言いたいかというと、


「皆さんは楽しめていますか?」


 ということです。やはり何事も楽しまないともったいないし、終わってみて、後悔してしまうと思います。当たり前のことをよくもこんなに長く書いたなと思ったと思いますが、その通りです。長々とすみません。でも、自分の中で大切なことだなと思ったので書かせていただきました。正解はないですが、何かのご参考になれば幸いです。


 学生最後の年、関東リーグ昇格に向け、悔いの残らないように嬉しいことも辛いことも全て楽しみたいと思います。今後とも亜細亜大学体育会サッカー部をよろしくお願い致します。


 最後まで読んでいただきありがとうございました。
良い一年をお過ごしください。

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