「大好きな人」
こんばんは。
4年マネージャーの藤原紅杏です。
はじめに。
私は本当に大好きだと思った人やモノにしか大好きという言葉は使いません。
私の体感ですが、ここ最近の世の中は好きの安売りをしすぎだと思います。
本当に好きな時にその感情を伝えたい。
誰かが自分にかけてくれた言葉はどんな些細なことでもずっと覚えているし、その言葉で嬉しくも悲しくもなります。
自分が言葉からたくさんの影響を受けているからこそ、自分も自分の発する言葉に重みをもって発言することのできる人になりたいです。
ですが、生活していると人付き合い的に好きを使わないといけない時はかなりあるので、すき!めっちゃすき!(ひらがなにすると効力が薄れると思ってます)という表現で大体乗り切って、大好きは使っていない(はず)です。
なので、私がこれから綴る思いは本当なんだと思っていただけると嬉しいです。
サッカー部のことを考えない日は1日もありませんでした。
ほぼ毎日メールが来ます。
毎週3カテゴリー分の試合告知画像を作ります。
部員の誕生日投稿は絶対に忘れません。
MTG、振込、資料作成、バスの手配。
そうこうしていると土日が来て試合。
選手がその何倍も頑張っていること、後輩マネが私以上にたくさんの仕事をしてくれていることを痛いほど分かっているので、自分で自分を褒め、弱音や愚痴や自慢は全部母にだけ話していました。
提出書類は全部持ったか、集合時間に遅れずに到着できるか、選手を控室に案内できるように導線を確認して、到着したらこれをやってあれをやって…
夜、布団に入ってから、次の日の全導線をシミュレーションする癖がついてしまいました。
次の日のことを考えすぎて寝れない日、3時に目覚めて二度寝もできない日、食欲が出なくて朝食も昼食も食べないで部活に行く日。
責任とプレッシャーを勝手に背負って、試合で負けたら自分があの時あれをしていなかったから。
自分を自分で追い詰めながら部活に向かっていました。
2年生の時、あんなに土日の部活が楽しみだったのに、いつの間にか”また寝れない土日が来る”に変わっていました。
昇格プレーオフ進出がかかった試合を土曜日に控えている今、すでに昨日からあまり寝れてないです。心なしか食欲もないような気さえしてきました。
どうか土曜日まで身体がもちますように、、、
引退が悲しいが9割ですが、残りの1割はこのプレッシャーから解放されるんだという安堵です。
それでも
サッカー部に入って、みんなに出会えて、本当によかった。
みんなの笑顔が大好きだった。
一緒にいて楽しかった。
幸せだった。
私はみんなの写真を撮ることが大好きでした。
だから明後日の最終節もプレスで入ることにしています。
みんなが私にくれる幸せはたくさんあるけど、私がみんなにあげられるものは正直ほとんどない。
唯一、みんなが好きなサッカーをしているその瞬間を写真として残すことが、小さいながらも私にできる最大のものじゃないかなと思っています。
これだけ正直に言うと、自分が撮ったみんなの写真が好きです。
みんなに対してそれはそれは大きな愛情を持っているので、かっこいい・かわいい・おもしろい全ての瞬間を最高の状態で撮れるという自負があります。
ただ、俊真とやましは群を抜いて毎秒かわいくて、毎秒おもしろいので、その瞬間を何度も撮り逃がしています。手強い被写体すぎて悔しいです。
でも
いつもみんなを撮っている分、私が写っている写真はほとんどありません。
それでいいんです。
写りたくないのではなく、撮りたいんです。
私が大好きで大切にしている人たちがその写真に写っているから。
私は鏡でいつも自分を見ているし、私が撮ったということは私が知っているから。
3年間数えきれないほどの写真を撮ってきましたが、自分が撮った写真はなぜかすぐ分かります。
LINEやインスタのアイコンにしてくれたり、投稿に載せてくれたり、使ってもらえるのを見るとっても嬉しいです。
いいねを100回くらい押したくなります。
みんな使ってくれてありがとう^ ^
せっかくなので、私のお気に入りの写真を少しだけ共有させてください💚
マネージャーが半分になった今年の春。
自分のとった選択と行動が全て間違っていたのではないか。
私が辞めたら丸く収まるんじゃないか。
母に電話した時。
「辞めたらいいじゃん。そんなに考える必要ないでしょ。あなたが辞めても部は回るんだから。」
本当にその通りだと思った。
私がいなくても正直何も問題はないし、ずっと支えてきた選手だけど3日経てば私のことは忘れる。
この苦しさから逃げられる。
立教大学で練習試合があった日。
みんなのこの笑顔見られるの最後かも。
本当にそう思っていた。
でも、監督と後輩マネの2人が引き留めてくれた。
前日から何も食べていなかった私をご飯に誘ってくれた。
誰かとご飯を食べることの幸せ、元気付けてくれる人がいるありがたみを感じた。
何かあったんですかと声をかけてくれて、
「俺たちは絶対くれあさんの味方ですよ。分かってるんで。」と言ってくれた後輩。
その時の私には何よりも嬉しい言葉だった。
そう言ってくれる後輩のために続けよう。頑張ろう。私ができることは全部して力になりたい。
3年間で1番の暗闇から救い出してくれて、こうして続けてこられたのも全部大好きな人たちのおかげだった。
楽しいことよりも苦しいことの方が多かった。
そんな言葉を引退ブログではよく目にすると思います。
でも私は
楽しいことの方が何百倍もありました。
たくさんの大切な出会いがありました。
今の私を作ってくれたのは間違いなく、2年前関東リーグという舞台を残してくれた先輩方です。
一緒に過ごした時間は短かったですが、今考えてみても3年間で一番楽しかったと思える時間でした。
2年前の今、大好きな先輩たちの引退が本当に悲しくて、これから2年間続けられるかなと冗談抜きで思っていました。
それでもこうやって続けられたのは、2年経った今でも試合を見にきてくださったり、気にかけて連絡をくださったり、インスタで活動を見守ってくださったり、節々で皆さんの存在を感じられることが私にとって支えになっていたからだと思います。
私に”楽しい”を分けてくれてありがとうございました。
今でも、そしてきっとこれからも尊敬してやまない大好きな先輩方です。
そして、一番近くで一緒に過ごしたチームのみんな。
間違いなく世界一のキャプテン。いつまでもかっこいい姿を見せ続けてくれる、永遠に私の神様な尚樹さんに
一度も忘れたことはない「一番頼りになるマネージャーだったよ」という涙が出るほど嬉しい言葉をくれたてるおさんに
サッカー、そして勝利に対する貪欲さ。嬉しさも悔しさも分かっているからこそどんなに点を取っても喜びをすぐに切り換えてみんなを鼓舞し続ける。一番信頼を置く比呂の姿に
本当に苦しかった時に助けてくれた。行き詰まったら相談すればなんとかなる。何度も何度も救われた夢木の言葉に
相手が先輩でも言いたいことははっきり言えて、ボールを持ったら何かが起こりそうな希望の光を常に見せてくれる莉玖の頼もしい姿に
誰か落ちていたら隣にいて寄り添う。ファールや怪我で倒れたら近くに行って声をかける。気遣いと優しさに溢れた迅の姿に
置いてあるカメラを見つけると毎回マネも撮ってくれてるさりげない優しさ。センスがいいの一言では片付けたくないほどの魅力をもったやましに
パーマなのかナチュラルなのか謎だけど、私の好きな毛流れを毎回毎回作り上げてきてくれる、安定感しかない依田くんの髪型に
きっと沢山の苦悩を抱えながら、とにかく時間があったら筋トレ・自主練、自分が出ない試合の準備も審判も運営も丁寧にこなす、チーム1努力家の土門に
試合前日LINEでメッセージを送ってチームの士気を高めてくれる、今やコーチの右腕。選手の中で一番仕事ができてマネからの信頼度MAXな有野くんに
練習、試合、応援、サッカーに関わっている時間ずっとパッションがすごい。真面目だけどおもしろくてチームには欠かせない、24時間熱い漢な伊藤ちゃんに
試合後は誰よりも早く片付け。怪我で出られない時は率先して荷物運び、映像撮影。集合写真の時は毎回秀逸なギャグでみんなを笑顔にする。まだ1年生とは思えない期待以上を見せてくれる安倍ちゃんの姿に
ここに挙げたのはほんの一部にすぎませんが、選手のみんなの姿に感化され、元気づけられ、笑顔にしてもらいました。
たくさんの美しい瞬間を見せてもらいました。
私が1番選手に願うことはかっこいいシュートを打つことでも勝つことでもなくて、みんなが元気でサッカーを楽しいと思うことです。
3年間選手を見てきて"好きなことをしている=楽しいこと"ばかりじゃないことを知っています。
たとえ苦しい時があってもやっぱりサッカーが楽しいと実感できる瞬間は試合に勝った時だと思うからこそ、毎試合勝ってくれることを一番に願っているし、応援しているし、そして勝って嬉しそうな姿を見れた時が本当に幸せです。
私は実は
自分の名前がとても気に入っていて、両親からもらった1番のプレゼントだと思っています。
だから、ありがとうの言葉よりも名前を呼んでもらえた時が一番嬉しいです。
何か聞きたい事がある時、ボールが飛んできた時、お礼を言ってくれる時。
「くれあさん」とみんなが呼んでくれるだけで、その1日が良い日になります。
みんなは何も思っていなかったと思うけど、たくさん嬉しかったです。ありがとう。
最後に。
みんながサッカーという一つのことに真剣に取り組む姿。
好きなことは何かと聞かれた時に即答できるものを持っていること。
共通の好きなことを一緒に分かち合える仲間がいつでも隣にいること。
私にもそう思える人やモノが見つかればいいなといつも羨ましく思っていました。
私は春から小学校の時から夢だった業界に進みます。
進む道は違うし、離れ離れになって会えなくなるし、直接応援にも行けないけど、これからも”一緒に”頑張ろうね。
亜細亜大学体育会サッカー部を応援してくださる全ての方々、ずっと支えてくれる家族、一度も怒らずに寛容でいてくれたスタッフ、かわいい×100のまこはるな、そしてそして大好きな選手のみんな(順不同)への感謝の気持ちを忘れずにこれからも邁進していきます!
本当にありがとうございました。
愛してる亜細亜❤️
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