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「最後まで」 屋宜優太

今回noteを担当させていただきます。4年の屋宜優太(我孫子)です。


大学生でのサッカーも残すところ約1ヶ月となり、サッカー人生にひとつの区切りがつこうとしています。そこで主に大学でのサッカーについて綴っていこうと思います。



高校時代、満足できる結果を残すことができず、まだまだサッカーを本気で続けたいと思い、亜細亜大学に入学しました。何も実績を持たない選手を受け入れてくれたことにとても感謝しています。


1年生の時は初めて親元を離れて寮での生活になりました。約30人ほどの共同生活ということもあり、当時はそれぞれの感性や物事の価値基準など合わない人がいたりと多方面でストレスを感じていて、慣れるまで多くの時間を費やしました。

サッカーでは今までにないほどレベル差を感じました。根本的な技術だけでなくプレースピードやフィジカルの部分、練習強度などでとても大きい差を感じ、ついていくのがやっとだと言えないくらい大変で、辛く苦しみながらサッカーをやっていた気がします。

正直あまり思い出したくありません。



2年生になり、ようやく自分の中でサッカーに集中できる環境、精神状態をつくることができました。当時はコロナ禍になっていたこともありチームでの活動が中止となり、自主練習という形になることが約2ヶ月ほど続きました。その2ヶ月間が自分には何が足りないのか何をすべきなのかなど、自分自身と向き合う時間にすることができました。そのおかげかこの時期くらいから自分自身のプレーに自信を持ってプレーをすることができるようになったかと思います。

はじめて大学のリーグ戦にも出場させてもらい、大きく成長した次に繋がる年になりました。



3年生ではひたすらにチームに貢献したいという気持ちでプレーをしていました。新チームで自分が徐々に試合に出場できるようになり、試合に出場したいという気持ちから試合に出場した上でチームが勝つために貢献したいという気持ちに変わっていきました。自分が出場することで他の選手とどのような違いを生み出すことができて、どのように貢献できるかということを考えてプレーしてきました。自分がスタメンで出場するときもベンチから途中出場するときもそれを意識することで、結果的に試合に出場できるようになったと思っています。

昨年よりも大きな充実感を得た年になりました。



ひとつ上の先輩方が引退し、新チームが始動しました。このまま何の問題もなく、試合に出場し続けられると思っていました。

しかし、4年生になりチームのことや就職活動など考えなければいけないことが急に山積みになる感覚に襲われました。何をしている時でも頭の片隅に残ってるように感じて、楽しいことをしているはずなのに思いのほか楽しめない、集中したい時でも集中しきれていない。このような状況が長く続きました。
自分自身ではサッカーをやっているときは集中してやっているつもりだったが、後々考えると集中できていなかったと後悔する日々が続きました。

決してサッカーが嫌いになったわけでもやりたくなくなったわけでもなく、ただただうまくいかないと感じていました。

自分は圧倒的な技術を持っているわけではないので、常に集中してプレーをできていないと監督に思われ、起用されなくなるのもあたりまえです。

どれだけ今まで自分が心の底からチームのことを真剣に考えてなかったのか、先輩方に任せっきりにしていたのかが嫌になる程身に沁みて実感しました。


今では就職活動も終わり、前よりはサッカーに集中できていると思いますが、リーグ戦には全然出場できていません。それに対してチームは勝利を重ねています。

もちろんチームが勝つことはうれしいですが、正直温度差を感じてしまいます。


これが心の底から喜べるようには自分が試合に出場するしかないと思っています。
残すところ数試合ですが、自分が出場し、試合に勝つために最後までやり切りたいと思います。


そして、同期のみんなに、はじめは正直ここまで仲良くなれると思ってなかった。結構好き嫌いははっきりしてると思うし捻くれた性格だからたくさん迷惑もかけたかもしれないけどここまでやってきて本当に感謝してる。残り1ヶ月、後悔のないようにして、絶対関東2部に昇格しよう!

最後に、今まで不自由なくサッカーを続けてこれたのは家族のおかげです。本当にありがとうございます。学生最後の年で自分がたくさんの試合に出場できている姿を見せられなくてごめんなさい。でも、本当に楽しくやらせてもらってます。はじめて親元を離れて生活をして、今までのあたりまえにやってもらえていたことがあたりまえじゃないと気づかされ、より家族の存在の大きさを感じました。サッカーはまだ続けていきたいと思ってるので応援よろしくお願いします!


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