【実体験記】タイランドエリートビザ100万฿を買ってみた。正規代理店3社の比較表あり(24年5月)
「タイランドエリート」という仕組みをご存知でしょうか?
富裕層を囲い込むため、タイ政府が管轄するタイ滞在を快適にするためのサービスで、その中に5年、10年、15年間有効なマルチプル(何度でも出入国可能な)滞在ビザが含まれています。
日本の将来への不安から、2023年現在でもタイランドエリートを選ぶ日本人がますます増えています。その理由は「日本円だけで資産を持つのが不安」「日本の将来が不安」「株(投資信託)もビットコインもキャピタルゲインゼロで運営していきたい」「初めての海外は大好きなタイから」といった声が主に経営者や投資家、士業、(セミ)リタイヤされた方から聞かれています。
(※私は旅行会社でも、不動産会社でも、タイランドエリート代理店でもありませんが、移住支援は行っています)。
タイにノービザで30日間以上滞在する場合は、ノンイミグラントのビザの取得が義務化されていますが、このタイランドエリートはお金で買えるビザとしても有名で、いわゆる富裕層向けのビザになります。
●日本人の居住地として例年一番人気のマレーシアが、預け金2600万円以上、月収100万円以上に改悪された(2021年8月)こと(2024年5月時点MM2Hは改善を検討中)、
●シンガポールの経営者ビザEPも大変厳格化し取得が面倒くさくなったこと(真っ当な経営者であれば取得可能です)。
などから、長期間有効なタイマルチプルビザが取れるタイランドエリートがタイ好きから注目を集めています。
※金額が大幅に改定しました(後述)。
私もコロナ禍で、実際にタイランドエリートを購入し現在もタイに在住していますので、コロナ禍で更に優遇された個人の実体験をお伝えします。
1、まずはタイ移住の魅力について
さて、まずは皆さんに私たち日本人にとってのタイ移住の魅力をお伝えしたいと思います。
・生活費が安く、なんとコロナ禍を経て東京より生活は便利になりました。50㎡プール付き賃貸で月額7万円代~、メイドさんや車付き運転手も各月4万円代~雇えます。日本食レストランや日系スーパーもたくさんあります。タクシーの手配はもちろん、フードデリバリーやコンビニ・スーパーなどからスマホでの注文配達、千円程度~でのお使いサービスなど様々に発達しているので面倒くさがりには最高なデジタル生活環境です。
・ストレスフリーです。タイ人は一般的におとなしいですし、やさしいです。マイペンライ(赦し合い)の精神で、同調圧力もありません。また親日で日本人は好かれており良い対応をしてくれて日々有難いです。
※ただし、タイ人は誇りが高いですので喧嘩は絶対に避けてください。
マイペンライは楽ですが、マイペンライ過ぎいい加減すぎるは日本人にはストレスになります。
・後で詳しく触れますが、タイエリート取得の外国人にとってはタックスヘイブンです。日本でかかる株や投信、ETF、仮想通貨の売却税20%がゼロであり利殖が容易です。また、首都バンコクはシンガポールに追いつきつつある東南アジアの移動ハブで世界への異動も便利で、私もシンガポールから引っ越しバンコクを拠点にして9年になります。
タイ生活で不満なのは、日本食のレベルが日本にはあと少し及ばないこと(流通のためしょうがないですのですが)、日本の食材やお菓子や電化製品が日本より種類が少なくまた高価なこと、バンコク都内の渋滞と洪水くらいでしょうか。
しかし、これだけ外国人に人気のタイですから、タイに長期滞在することは不法滞在者を取り締まっている意味でも、実はとても難しいのです。
タイのリタイヤメントビザは50歳以上なら申請できますが、毎年審査がありかつ80万バーツ口座に必要なことと、必要な保険など毎年要件が上がっており、先のマレーシアビザの改悪やシンガポールEPの厳格化も有り、今後も厳しくなりそうなリタイヤメントビザで安心してずっとタイに滞在できるか不安です。
2、タイで長期滞在することの難しさ
通常皆さんがタイに行く場合は、観光目的の滞在になるかと思いますので、
その場合は30日間以内でしたら、ビザの申請は不要となっています。
しかし、30日を超えてタイに長期滞在する場合は、1度だけタイ現地で30日間の延長が可能ですが、それ以上となると滞在するため何かしら観光以外のビザが必要になります。
実際に長期滞在をするために考えられるビザとしては、
・学生ビザ(EDビザ)
・就労ビザ(駐在員ビザ含む)
・家族ビザ
・リヤタイヤメントビザ など
上記のようなビザがありますが、例えば、学生ビザだと実際に日本語学校等で学校教育と定期的なタイ語テストを受ける必要がありますし、就労ビザだと実際にタイ国内の会社に就職し働く、もしくはタイの企業を設立する(外国人一人当たり最低200万バーツの資本金および4人のタイ人の雇用が設立条件)必要があります。
ビザランだと6回程度でイミグレに次から観光目的では入国不可と言われますし、タイ語学校で発給してもらえるED(教育)ビザでも今は数か月に一回程度タイ語テストがありパスする必要があります。
また、違法にビザを買うことも一部ではできるようですがオススメしておりません。
3、タイランドエリートビザとは?
さて、ここで登場するのが、今回ご紹介するタイランドエリートビザです。
前述した通り、(審査はありますが)お金で買えるタイランドエリートという富裕層の方向けサービスの中にある滞在ビザの特典であり、ビザ以外にも次に記す様々な特典が受けられます。
人気のある申し込み順に、
1、【GOLD】
5年で90万バーツ(若い人の取得も多いようです)
2、【Platinum】
10年で150万バーツ(年々、書類が多くなるなど条件が改悪されていくリタイヤメントビザより安全性が高いと私は思います)
3、【Diamond】
15年で250万バーツ。
だそうです。
※ファミリーエクスカーションは2023年6月15日で受付終了。
私は改定前の賞品である20年もののスーペリオリティエクステンション】を購入しました。将来どんな変更があるかわかりませんし、1年あたりの単価が安くお得だと考えたからです。また、20年もあることで精神的に安心して地に足の付いた生活ができるというメリットも大きいです。そういう意味ではもっともコスパがいいのは【Platinum】になるかと思います。
最も人気な特典としてはやはり、タイの到着空港で荷物を運んでくれ、専用カートで優先レーンに通してくれるスタッフが飛行機降りたら待機してくれていることですね。 空港内での買い物にも付き合ってくれます。その他の特典体験は後半でまとめてあります。
(タイランドエリートの公式動画、英語)https://www.youtube.com/watch?time_continue=8&v=rQQfM6omK5A
こちらは、2023年1月に、私が実際スワンナプーム国際空港に降り立ってすぐ、カートで迎えに来てくれ、荷物持ち、荷物もレーンからピックアップしてくれたタイランドエリートスタッフの様子です。早い、スムース!
シンガポール出張1日だけでも、スワンナプーム空港で送り迎えしてくれます。 いつも親切にどうもありがとうございます。
5、実際に所得するまでの手順やスケジュール
【手順の流れ】
・入会申請、審査
・審査完了(ここまで約1か月)
・入会金支払い(クレジットカードまたは銀行送金、一括)
・タイランドエリートに登録完了
・エリートビザの発給予約
・ビザ受領(ここまで更に約半月)
という流れで、審査に1か月・入金から受領まで通常半月くらいかかっています。
【ポイント】
・審査に約1か月かかるので、先に審査だけでも行うとよい(審査申込書と、パスポートのコピー送るだけ)
・審査でOKになっても支払い猶予が3か月ある(審査申し込み時に支払わなくてもよい)
・お金の振込は日本のクレジットカードや法人からの支払いも可能。
6、代理店3社に実際に問合せし対応を比較してみた
基本的ににどの代理店でもやることは一緒ですが、異なるのは代理店独自のプロモーションがあったり(商品券をくれたりするところもある)しますし、何よりも担当者の知識と親切さが代理店ごとに異なるな。。というのが実感です。
①日系A社
②タイ系B社
③日系C社
私がこのビザを申込む際に、実際に3社の代理店に問い合わせをしてみました。実際の体験を元に、3社の比較表を作成しましたのでお伝えしたいと思います。
さて、ここから先は有料部分となります。
この先には、
・代理店3社の比較表
・タイエリートで特典以外に受けられるメリット
・タイランドエリートの背景、気になる点
・リタイヤメントなど普通のビザよりかなり優遇されている点
(コロナ禍でも新たな優遇対応続々、エリートの本気を見た)
・富裕層ビザを持つことの実生活でのメリット
など、2022年4月現在の最新情報を提供します。
ではどうぞよろしくお願いいたします。
7、代理店3社の比較表
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