251%のリターンで世界一のインドネシア株価指数。必ず押さえるべきポイントとリスク
世界第4位の人口を誇る、インドネシア。皆さんにはバリなどのイメージがあると思いますが、世界一株のリターンが高い国でもあります。
まずは下のグラフをご確認ください。国別の13年間のインデックス投資によって得られたリターンを数値化したグラフです。第一位はインドネシアJCI(ジャカルタ総合指数)の251%です。
インドネシアは今後も安定して伸びて行くと言われている国です。
今後も経済成長率は概ね年率5%ほどで成長して行くと予想されています。
また、ジャカルタ-インドネシア証券取引所は、5,290億米ドルの市場価値を持つ東南アジア最大の証券取引所になる予定です。このこともあり、インドネシア証券取引所(IDX)は、2019年11月2日の時点で、資本市場の投資家数は260万人に達し、2018年の記録より62%増加を記録しました。
これだけ聞くと、株式市場としては良いことづくしに聞こえますが、それはインドネシアの一面だけでインドネシアへの株式投資についても固有のリスク面があります。今回は私のインドネシア渡航回数30回以上の知識と経験をまとめ
・現在のインドネシアのマクロ情報
・インドネシアの現在とこれから
・インドネシアの課題
・インドネシアへの投資方法
をお伝えして行きたいと思います。
1、インドネシアのマクロ情報
投資の世界には「R>G」の法則というものがあります。
R(資本収益率)>G(経済成長率)
https://www.bank-daiwa.co.jp/column/articles/2018/2018_115.html
投資をしさえすれば経済成長率よりリターンのほうが上回るということです。その前提条件として「GDP」と「人口」が伸びる市場に投資をして行くことが必要です。日本はGDPも人口も弱いために私たちは悩んでいるので受からね。今日のテーマのインドネシアは、13,000を超える多くの島々からなり、ASEAN第1位・世界第4位の人口(約2億6千万人)を有しています。
また名目GDPがASEAN全体の4割弱を占める「ASEANの経済大国」です(1人あたりのGDPはASEAN域内で中水準です)。
また補足情報として、10年後の2030年における、インドネシアと日本の人口ピラミッドの比較をご確認ください。
上がインドネシア、下が日本の人口ピラミッドですが、人口も日本の2倍強となり、どんどん若い世代が増えてきます。
1945年の独立後は、同国の豊富な資源に支えられ、安価な人件費を背景に生産加工基地としての役割を担ってきましたが、人件費の高騰により近年は安価な労働市場としての魅力が薄れつつあります。しかしながら、経済成長とともに、購買力旺盛な中間所得層が増加しており、「生産拠点から巨大な消費市場」として捉えられ始めています。
この中間層が増加し、2030年には世界4位・人口3億人になる巨大市場
「中期的に有望な投資先国」のランキングにてインドネシアは5位となっています。少し前になりますが、2014年段階の分析においても高い経済成長が株価を増加させているとのことでした。
インドネシアの産業構造においては、豊富な天然資源を背景に外貨を獲得してきた背景があります。それ故、天然資源の相場価格に依存した経済構造となっており、今後は資源輸出依存型経済からの脱却が求められています。
とは言え将来にわたり人口とGDPが増え続ける国は遅かれ早かれ成長するのは間違いありません。
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内容としては、以下のようなことが得られます。
・昨今の日本系企業によるインドネシアへの投資実例
・私が株式投資している業界、企業
・私が気を付けている3大リスク
・私が行っている売却税を減らす方法
最新の実践情報をまとめてありますのでご興味のある方は続きをどうぞ。
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