シリーズ:米国のアジア人脈⑥ 米連邦議会でアジア系が過去最高に--大統領選予備選に出馬したカマラ・ハリス上院議員
及川 正也
毎日新聞論説副委員長
米国では新たな議会の会期が1月3日に開会した。昨年11月の中間選挙の結果、上院は与党・共和党が過半数を維持したものの、下院は野党・民主党が多数派を奪還し、上下両院の「ねじれ」が生じる中での新議会である。反移民色が濃厚なトランプ政権への反動からか、非白人、女性、性的少数者(LGBTなど)など多様性に富んだ議会ともいわれるが、目立つのはアジア系だ。過去最高の20人を擁し、なかでも、2020年大統領選への出馬を表明したカマラ・ハリス上院議員(