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#アジア外交
シリーズ 米国のアジア人脈 ⑪ ミャンマー軍幹部への制裁は有効か米政府の制裁発動に懐疑的元政府高官でインレーアドバイザリーグループ代表エリン・マーフィー氏
エリン・マーフィー氏 米国務省が7月16日、ミャンマー西部ラカイン州のイスラム系少数民族ロヒンギャに対する迫害などの責任があるとして、ミャンマー国軍のミン・アウン・フライン最高司令官ら4人の軍高官を制裁対象に指定したと発表した。本人と家族の米国への入国を禁止する。ミャンマー軍最高幹部への制裁は初めてで、2016年の経済制裁全面解除以降、最も厳しい制裁措置となった。こうした中、今回の制裁に懐疑的な見方を示すのが、オバマ前政権時代にミャンマー特別代表・政策調整室で特別補佐官
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シリーズ:米国のミャンマー人脈④ ロヒンギャ迫害にこだわった下院外交委員長 今期限りで引退するエド・ロイス氏 毎日新聞論説副委員長 及川正也
米国では11月の中間選挙で上院は与党・共和党が多数派を維持する一方、下院は野党・民主党が奪還し、1月から新たな勢力構成の議会が始まる。今回の中間選挙は女性や人種的マイノリティーの活躍が注目されたが、一方でポール・ライアン下院議長(共和党)をはじめ多くのベテラン議員が引退する。共和党きっての人権派議員で、カリフォルニア州選出のエドワード・ロイス下院外交委員長(67)もその一人だ。2007年の米下院でのいわゆる従軍慰安婦決議を主導したことで日本でも知られるが、最後の1年のリーダー
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