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すべての人の応援をオーダーメイドに
「すべての人の人生がオーダーメイドであるように、すべての人の応援も オーダーメイドであるべき」
東近江圏域 働き・暮らし応援センター tekito-のセンター長 兼 支援ワーカーの野々村光子さんの言葉だ。
私が「涙があふれてとまらなくなるほど、心を揺さぶられる出会い」と感じたその人である。
障がいをもっている人、生きづらさや働きづらさを感じている人、訳ある人が「働くこと」で地域とつながり、彼らが貴重な地域の担い手として活躍する場をつくっている。
地域という舞台で主役となる彼らの登録者数は約800人。彼らを受け入れる応援企業は、これまたなんと700社。
登録者800人が「その人らしく働ける」よう、オーダーメイドの応援をするため、センター職員だけでなく応援企業700社含め、ほぼ地域まるごとで協力して取り組む。協力?いや違うな。何か、もっと深くてあったかいつながりだ。その深くてあったかいつながりが、そのまま地域の困りごとを助け合う仕組みになっている。
言葉を超えて・・ 「人にどう添うか」
なぜこれほどまでに心を揺さぶられ、居ても立ってもいられなくなるのか。
「目の前にいるその人を知ろう」「その人に向き合おう」「その人の手を握ろう」とする野々村さんの真っ直ぐな姿勢にグッ!とくるからだと思う。
その人の日常に敬意を払いながら「その人からみえる景色を一緒にみたいねん」と。どんなに目を背けたくなるような状況でも、しかし淡々と何事も起きていないかのように「一緒にご飯食べよ」と。
そして、通い続ける。手を握るまであきらめない。
まるで、支援とか福祉とかの枠を超えた大きな家族愛のようだ。まぁ、家族もいろいろだから、家族愛とは言い切れないけれど。
とにかく、そこに障がいをもっている人、生きづらさや働きづらさを感じている人、訳ある人なんていう括りはない。
「生きづらいのは、みんな一緒やん」
きっと、それは野々村さんの生き方そのもので、ちっとも特別なことなんかじゃないんだろうな。
社会福祉法人 わたむきの里福祉会
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