TMS治療12回目・雑記

4回ごとの節目。残りあと4回。
治療中も全く眠くならないし、治療後の疲れも感じない。

脳が変化を受け入れて急速に変わっているようだ。
ここ2年間はメガビタミンとプロテインで体質ベースでの変化にも取り組んできた成果がようやく出てきたのかもしれない。糖質制限もそれなりに長く取り組んできた。

まだ12回の時点で、ここまで早く変化する事は相当に稀なようで、多くは16回くらいでようやく効果が感じられ、30回くらいやるとかなり体感できるようだ。
ただ、自分は少なくとも普通ではない事をずっと取り組んできた自負はある。

サプリへの抵抗感やプロテイン摂取、糖質制限。しかもサプリはオーバードーズ前提で飲み過ぎれば吐き気も出るし、吐く事だって何度もある。
栄養は食品から、という人にはまず受け入れられないだろうし、サプリはOKでもオーバードーズを常識のまま取り組むのは難しいだろう。
1日にビタミンD10万IUなど、藤川医師のメガビタミンでも記載されていないと思う。過剰で鼻血や動悸も出たし。

体の糖化ダメージもようやく抜けつつある。
多少の糖質を食べても調子が良かった頃のように普通に過ごすことができるようになった。

さすがにもう2度と菓子パン、ジュースを飲み食いしまくる気はないし、甘いものに対する飢餓感は無くなっているが、炭水化物というものはハッキリ言って美味しいのだ。それに人付き合いの中ではちょっとしたお菓子などは少なからず付いてくる物でもある。すべてを避けて通るのは難しい。飲料は無糖か、人工甘味料なら安全なのでそちらを選ぶ。
反応性低血糖もほぼ全快したので、たまに無理をしない範囲で多少食べる分には問題ないだろう。
もちろんGI値は体の負担に直結するのでなるべく低GI食材・食品を選ぶし、サプリやコーヒーでの対策は考えるが。

酒もだいぶ飲める範囲には回復した。
10年くらい前、反応性低血糖が悪化し始める少し前から酒を飲んだ後のアルコール分解が極端に悪くなり、あまり飲めなくなっていた。

最近まで量を飲める状態ではなかったのだが、先日、麺類にアルコールで過ごしたところまったく問題なくなっていた。
メンタル面の改善も大きいのかもしれない。
病は気からというのも案外侮れない、精神的に弱っていると、治るものもなかなか治らない。生きる気力や自尊心というのは本当に生命維持にすら直結する。

仮説と取り組み

発達障害(グレー)を抱える人は栄養代謝が悪い傾向にあるので、子供のうちに気がついて、栄養にアプローチできれば成長期と共に発達障害も自然と解消されてしまうらしい。
子供の発達障害回復については藤川医師のブログにいくつも話があるし、他の人の書籍でも見つける事ができる。医学的エビデンスでないことを理解して、臨床的な症例のみでそれでも取り組むかどうか、それだけの話だ。子供のうちに治す気があるなら今は情報も手段もある。だれでもできる。

だが、大人の発達障害については治った話を聞いた事はない。もちろん世の中全てのことを知るのは不可能だが。
大人の脳であっても脳の可塑性はあるが、子供の成長期ほどではない。
それに、脳を変化させるには栄養のほかに、何らかの新鮮な刺激が何度も繰り返されることが必要だ。
子供の場合は未熟さ故に未経験の体験が多く、脳への刺激が多いことも大きいだろう。

今回、自分はTMS治療による脳の改善事例を見つけ、さらにメガビタミンと組み合わせたら早期に治せるのではないか、という仮説を立てて取り組んでみた。
結果を確認するのはもう少し先の話だが、おそらく脳波的なASD傾向はほぼ解消されているだろう。
どんな手段を使おうとも本人が生きづらさを感じている状態が治るかどうかだけが問題だ。医学的エビデンスの追及は自分の仕事ではないし興味もない。

発達障害は脳のアンバランスに起因するのだから、阻害要因である脳の混信が物理的に解消されれば、左脳優位によって作り出される根拠のない不安感や恐怖心も次第に解消されてくる。
右脳劣位も次第に解消されて直感や感覚によって物事を選択可能になるはずだ。だいたい、左脳が根拠のない不安や恐怖を煽るのだから、右脳が強くなれば右脳の特性に従って行動力や根拠のない自信が得られるはずだ。

あまり難しく考える必要はない。原因に対するアプローチを正しく継続できれば必ず治せるはずだ。
シンプルに脳の回路をどうすればうまく使えるようになるか、脳のアンバランスに自分が振り回されずに済むようになるか、結局はその問題に帰結する。

あとは発達障害で特に欠けやすい自己肯定感とか自己重要感だが、これは自分のメンタルの問題なのでカウンセリングなど第三者の力を借りるのもいい手段だと思う。
立ち直る過程で最終的には自分で解決できるだろうし、自分を変えられるのは自分だけだ。
これも結局のところ脳が作り出している問題なので、脳の回路と栄養状態が改善すれば一定程度は良くなる下地は必ずできるはずだ。
あとは何かきっかけがあれば自己肯定感・自己重要感は取り戻せるだろう。

栄養による体質の改善、脳のハードウェア改善、脳の使い方の改善(メンタル改善)、この3つを軸に取り組めば見えてくると思う。

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