WAIS-IV結果
結果が返ってきました。
スコアはだいたい予想通り。
正直もっと早く受ければよかったと思わなくもないですが、数年間いろいろ試行錯誤してここまでたどり着いた経緯があるので、自分の判断は間違っていなかったという事をまずは認めたいと思います。
全検査(FSIQ):127
言語理解(VCI):132
知覚推理(PRI):122
ワーキングメモリー(WMI):128
処理速度(PSI):99
全体的に高いのに処理速度だけごく平均的というかなり極端な値です。
全検査の値が伸びないのは処理速度がかなり足を引っ張っているためだと考えられます。
最高値と最低値の差は33、発達障害の疑いは15以上と言われるので、差は非常に大きいです。
ただ、WAISは知能テストに過ぎないのでこれ単体では発達障害の診断はできません。
特徴としては"インプットに強いが、アウトプットが弱い"だそうで、大体あってます。
端的に言って外部の情報を頭で理解・推測することは得意だが、それを表現することが得意ではない。
とはいえ、自分の中では処理速度は相対的に低いものの、平均的なレベルではあり日常で不便を感じることはありません。
車の運転は問題なく、就職でのSPIやクレペリン検査で落ちたこともありません。
他のIQがどれも平均以上あるため、対外的には大きな問題を抱えているとは分からないでしょう。
しかし、自分の中ではアウトプットで力が出し切れないわけで、周囲の評価は理解力が高く力があるはずなのにサボってると見なされる事は多かったです。
先日のQEEG検査で左脳特化で脳の左右バランスが悪いという結果でしたが、WAIS-IVでも左脳特化であることが確認できたと言っていいでしょう。
子供の頃からスポーツが嫌い、体幹が弱いなどの身体的な弱点があるので、右脳の機能不全が原因で現在も脳内と体の感覚が一致していないと考えられます。
そういえば足の指をよくぶつけたり、考え事をして物にぶつかるとかたまにあります。
現在の理解ではIQは生涯ほとんど変化しないとされていますが、処理速度はある程度改善を図ることもできるようです。
まあ一般論とか、現在の常識とか、IQスコアとか、あまり重要だとは考えていません。
目的は生きづらいと感じる状況を改善することなので、自分にとっての重大事を他人の判断で簡単に諦めることに納得できないだけです。
医師の診断であっても所詮他人事にすぎませんし、医師の診断の正確さは医師の知見の範囲に依存します。
医師も自分の専門外のことはさほど知りませんし、専門分野ですら最新の知見を持っているとは限りません。
もちろん医師の所見と診断は尊重しますが、その判断を受け入れるかは自分次第です。
個人的にはアウトプットという弱点が明確になったので、そこへのアプローチを正しく行うことができれば全体的な能力の改善あるいは底上げができるはずだという推論を持っています。
大人の脳であっても環境に適応するために変化します(通常、幼少期にしか獲得できない絶対音感を、大人が適切な訓練で獲得できるなど)。
変化は子供の脳より緩やかであるようですが、適切なトレーニングによってある程度変化・適応させることはできるはずです。
弱みにフォーカスするよりも強みにフォーカスするべきとはよく言われますが、強みであるインプットを生かそうにもアウトプットできないのでは、いくら強みを強化しても自ずと限界があります。
この世界ではアウトプットがなければ評価しようもないのですから。