希望の糸
概要
『加賀恭一郎』シリーズ第11弾
ただ本作の主役は加賀ではなく従兄弟として登場する
松宮脩平である
加賀のどっしりした性格とは反して、
やや自己肯定感の低い、だが向上心の高い
そんな後輩や部下にいたら助けてあげたくなる
そんな刑事が主人公である。
ネタバレなし感想
★★★★☆
まず加賀のことは知らずとも本作は何も問題はない。
相変わらず居た堪れない殺人事件を発端に話は展開し
読後は爽快感があふれるから
やはり東野圭吾はやめられない
人が死ぬ話を読んでいくというのは、当然そこには重い気持ちを伴う。
ただ個人的には重くなってきたときには続きが気になり始める証拠であるので、そこまでのハードルがいつも気になるが今作は非常に早い段階で重くなる。ありがたい。
推しポイント
東野呼吸壱ノ型
『一見するとただの⚫︎⚫︎だけど、実は✖︎✖︎』
がふんだんに注ぎ込まれており、
最後まで素直に読み続けると何回裏切られることになるかわからない今作
久しぶりに伏線回収への不安が募ったものの
しっかり全回収していった。さすが。
家族への不満、不安、不信があるあなたへ
今作を読んで自分を見つめ直しましょう。
私は次の日、妻に花を買いました💐
（特に不満があるわけではないです）
オトモMUSIC
『愛のレンタル』マカロニえんぴつ
いつから僕たちは交わらないことになったのかな。
好きな人に聞きたいけど聞けないフレーズうますぎるよはっとり。