美容院難民
オシャレをしなくなってしまった現在
すっかり秋めいてきて、風の匂いをかいだりしながら、季節の変わり目を肌で感じる今日この頃。
子どもの服の夏物セールにいそいそと足を運び、品定めする私は決してオシャレママではない。
最近はコーディネートするのも何だか面倒で、服も専ら同じものばかり着ている。
髪の毛も20代の頃は職場で許される範囲内で、色々染めたりパーマをかけたり手入れもしっかりしていたが、3人目の育休に入る前にふいに黒に戻りたくなって、今では地毛の真っ黒…いや、若干白髪が混じりだした黒だ。
美容院に行けば地毛でも綺麗にしてもらえるんだろうけど、もうかれこれ2年程美容院には行っていない。
と言うのも、10年程通っていた美容院で担当してくれてた方が辞めてしまい、後継にあたった美容師さんに言われた言葉に腹が立ち過ぎて、そこに通うのを辞めて店を転々としたが、中々合う美容師さんに巡り会えず、それから美容院難民だ。
美容院さんからの言葉で
その後継の美容師さんとの出来事とは…あれは確か2人目の育休復帰前に、久々に美容院に行った時だ。
もうすぐ復職することを話題として出した際に
「お子さん、保育園預けるんですか?ああ、自分時間欲しいからですか?自由だーみたいな」
と半笑いで言われたのだ。
おいおい、若人よ。
何を根拠に?と込み上げる感情を抑えつつ、「違います、生活のためです」と切り返しその後は沈黙。
何ともまあ、ギスギスした空間で全然休まらず仕上がりも微妙だったのだ。
その時にワーママは世間からそう見られているのかと空虚に感じたのを覚えている。
と、同時に時間を割いて、お金払って行ってるのに何故こんな不快な気持ちに?!と悲しくなった。
それからお店を変えたりしたが、納得いかず、
結果…
自分で切ることにした。
元々息子たちの髪はYouTubeを参考にして、私が切っていて、何となく行けるかなと思いトライしたまでだ。
失敗したら諦めて美容院に行こうとチャレンジしたのだ。
そしたら意外といけてしまい…
自分で切り始めて2年弱。
特にショートカットは難しいものだが、パッと見では違和感ない程に切れるようになった。
好きな時に、好きな長さと量で切れることを覚えたため、しばらくはこのままでいるだろう。
そんなこんなで自分で好きに切る私の姿を見て、夫が「節約になる」と、便乗してき、
最近では家族全員分の散髪係になっている。
散髪係は息子が嫌がるまでと思っていたが、これは中々辞められそうにないものだ。
何でもまずはトライしてみるものだと感じたが、きっかけをくれた若い美容師さんには今では感謝だ。
だいたい子が3歳くらいになると、少し余裕が出来またオシャレを楽しめるようになるため、それまでに切り方も勉強しようかと思っている。
たまにね、すきバサミと普通のハサミを間違えてバッサリやっちゃう時がまだあるんでね…