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退職後のその後。

夏も真っ盛りですね。

退職後の生活は、お世話になった先生方とも約束した通り、忘れない程度に仕事を続けつつ、子どもたちのお世話をしつつ過ごしています。

子どもたちにとって良かったことを下記にまとめてみました。

上の子。
好きなときに学童から帰って来られるようになったし、勉強したいときなど本人が学童へ行きたくないときに家で安心して過ごせるようになった。一人で家にいなくても良くなったためか、明らかに精神的に安定するようになった。退職前から既に始まっていた良いこととして、今年度は夏休みに向けて前向きでいられたせいか、一学期の欠席もまったくなく、退職前から上の子がわたしの退職を一番楽しみにしていたようであった。軽度の体調不良の際に学校へ行けというプレッシャーを親がかけずに済むようになったし、子どももかけられずに済むようになった。歯科や耳鼻科のマイナートラブルに早急に対応できるようになった。夏休みも現在進行系で満喫中。遊びを含めサポートも万全にできる。

下の子。
やはり下の子も体調不良に対する親の態度の変化でマイナートラブルの改善が早くなった。以前は便秘や皮膚の荒れなどのマイナートラブルの対処が休めない日がどうしてもあり、後手後手になっていた。その結果として水イボはなかなか治らず、便秘も高度になってお尻のあれもどんどん増悪していた。退職後は便秘は解消し、お尻のあれも改善し、水イボも完治に向けて着実に軽減し始めた。

結局、完全にオーバーフロー状態で子どもたちのケアが少したりない状態が慢性的に続いていたのだと痛感し、ひどく反省しました。

二人の子どもの母として、今の状態ぐらいでちょうどよかったのだなぁと・・・。

仕事以外でも、祖母を訪問したり、両親との時間を作ったり、そういう時間も取りやすくなりました。

今のわたしたち世代は昔より高齢での出産も増えていて、2人目3人目の頃には親の足腰が弱ってきていたり、超高齢化で90-100近い自分の祖父母が健在で親は孫も両方は見きれないというケースも増えてきてきる気がします。その場合、旦那さんがよほど協力的でないとワンオペになり、常勤継続がとくに子どもが小1、次は小4で困難になる時期が訪れるような気がしています。

早めに子どもを産むほうが上世代のサポートを受けられて子育てが楽なのかもしれませんが、学生結婚以外だとなかなか研修中は余裕なく出産しづらいケースも多いでしょうし、早めに産むパターンは研修が十分詰みにくくなり、遅め出産以上に現場から遠のくケースも多いようにも感じるのでバランスが難しいような気はします。

ワーママは皆悩みながら本当に暮らしていると思います。本当に必要なサポートは何なのか・・・保育園のころと違い、やはり難しいなと思います。子どもによって多様性がでてくることが原因な気がしています。

学童期になると、正直特に高学年は保育園のような預かり機能よりも、子供たちの自由を阻害せず、徐々に自立・自律していく子供たちの精神的・情緒的・教育的サポートが必要になってくる気がします。その際に、保護者がほどほどの距離感で子どもと接しつつ、人間関係や社会とのつきあいで悩んだ瞬間を見極めて適切な助言やサポートをしながら社会へ送りだしていくことが必要なのかなという気がしています。特に第1子についてこれは顕著な気がします。

少し悪ぶる子供たちが出たり、いじめっぽいことが出たり、小さな社会で生き方を練習してゆく子供たちを見守り、問題を察知し、介入はしないけれども対処法を伝授してゆく必要性を感じています。

保護者同士のつきあいでも、子どもたちが幼児のころと違い、教育方針の違い、倫理観の違い、家庭環境の違いが徐々に子どもたちにも反映され始めて、それが子どもたちの多様な価値観として出てきやすい時期です。

そういう意味では私立小学校などの比較的均一な価値観の中に入れてしまい、ある程度放置しても安全な状態にしておくのは一つかなと思う一方、我が家のように子ども時代の本当に危険になりようのない時期に、少しばらつきが出てくる価値観や考え方にどう対処し、どのように自分の人生を選び取っていくべきなのかを考えさせたり伝えたりしたいと考えて公立にいれている親にとってはやはり放置で仕事に専念・・・はできないかなと思いました。どちらも善し悪しですが。ちなみに23区内で全く治安が悪くなく、裕福な方の多い地域ですが、私立小のような理念などは公立小はないですし、本当にそういうことを気にするおうちは私立小へ抜けていることもあって、公立小はそれなりの多様性があると感じていて、そのほうが良いと思って選んでおります。

話を戻します。

退職後はそのようなわけで、子ども、自分の親、自分の祖父母との時間をやっとまともに確保できるようになり、人間の権利が保障された?ような安堵感を感じています。笑。

大げさかもしれませんが、勤務医+ワンオペが続くと、ほんとに自分の子どものケアも一部おざなり、自分の親に会う時間を捻出するのも最小限、祖父母に会う時間なんて、もう年1ぐらいしか作れないような状態になっちゃいませんか??わたしだけかもしれません。笑。体力ないので。

皆さまも、仕事も大切ではあるのですが、ぜひ自分の身近な人たちも大切にしてくださいね。

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