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赤いきつねのCMは成功なのか 2月18日(火)通算1772日目 グリーン(DORSCON)733日目
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2月18日(火)通算1772日目 グリーン(DORSCON)733日目
最近、即席めんで有名な赤いきつねのCMがあまりよくない意味で話題のようだ。何でも、女性が描かれている方の動画を、性的に描かれていると考える人が多いとのこと。もちろん何も問題ないと思う人も居るようだが、どちらが意見の比率として多いのかは現実的に数値で見られないこともあり、何ともいえない。ただ、私もこのCMを見てみたところ、何となく嫌いだった。断っておくと、問題視されている性的という意味ではなく、このような食べ方をする人と食事をしたくない、といった個人的な意見だ。
自分だけだと「嫌い」の感情以外に感想が出てこなかったので、母にも見せてみた。男性のバージョンも合わせて見せると「そばの方は天ぷらが沈む瞬間が美味しそうで、買いたくなった」との意見。それまですっかり忘れていたが、これは食品のCMだ。その原点が大事であり、立ち返って考えてみることが重要に感じる。フリーペーパーのライターで飲食店や美容院の意図をくみ取った上で読者に記事を届けていた身として、今回の件を改めて考えたい。
言うまでもなく、宣伝には買ってほしい対象者が居る。このCMの場合、本来のメインテーマであるうどんの描写以上に女性が気になって嫌だと感じる人は、その中なのだろうか。もしも、対象外ならば売上とは無関係なので、無視して良いだろう。しかし、万が一そういった人も対象だったのなら悪手だったと思われる。この問題が話題になって数日が経過した今でも、公式は特に何もアクションを取っていない。不快感を覚えた人は商品を買ってほしいターゲットではなく、単なる外野だったという結論になりそうだ。
食品関連の話題といえば「私作る人、僕食べる人」を思い出すが、こちらは「私」側になる人が実際の消費者ではないのに巻き込まれているので、抗議する意味はある。一方今回の即席めんは、作る人が消費者であり、会社が想定したターゲットではなかったら、どこまでいっても蚊帳の外だ。そして、対象が購買意欲を刺激されたのなら、このCMは成功と言えるだろう。
↓こちらが赤いきつねのCMです。
去年(2024年2月18日)の記事はこちら↓
一昨年(2023年2月18日)の記事はこちら↓
3年前(2022年2月18日)の記事はこちら↓
4年前(2021年2月18日)の記事はこちら↓
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