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シンガポールでSTAY@HOME 12月19日(火)通算1351日目 グリーン(DORSCON)309日目
シンガポールで採用されている警戒レベルDORSCONが、新型コロナウイルスの流行以降、2年ぶりにオレンジ色から黄色へと4月26日に変化しました。また、ワクチンが完全接種であれば、入国に検査と隔離も免除となり、一層かつての生活に近づいてきていることを実感します。
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12月19日(火)通算1351日目 グリーン(DORSCON)309日目
先日行ったマクドナルドで、シートの座面にうっすらとバツ印が見えた。シンガポール政府がソーシャルディスタンスを設けることを必須としていた頃の名残りで、一時期は地面から固定された椅子やソファ等、動かせない椅子やテーブルに大きくテープが貼られていたのだ。その規制が解除されてから既に1年以上が経過しているはずだが、街の至る所でこのうっすらと残るバツ印を目にする。あまりに見る頻度が高いため、個人的にはもう気にもとめないレベルとなっていたが、母は違っていたらしい。ふと「どうして、こんなに跡が残るような材質のテープを使ったんだろう」と呟いていた。
もう少し話を聞いてみると、母の会社の席にも同じような跡が残っているそうだ。確かに私のように街中で何とはなしに見かけるのとは異なり、毎日のように通う職場で眼にしていたら気になるだろう。加えて、テープの跡は若干の粘着感があり、その上に埃が付いていることも多い。会社なら、そのデスクを敬遠したくなる可能性もあるかもしれない。改めて考えてみると、母の呟きも最もに感じられる。
店や会社側としては、断固として剥がれないようにすることで、絶対にソーシャルディスタンスを守りたいという気持ちがあったと推測する。未来永劫規制が撤廃されることはないとまで考えてはいなかったと思うが、その意図を考えると未来よりも当時の状況を優先して強粘着を使用したことも頷ける。
ただ、今は少しベタつく机や椅子が気になるのも事実だ。跡は、いつまで残るのだろうか。
去年(2022年12月19日)の記事はこちら↓
一昨年(2021年12月19日)の記事はこちら↓
3年前(2020年12月19日)の記事はこちら↓
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