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シンガポールでSTAY@HOME 8月10日(火)通算491日目 フェーズ2強化版(2回目)の20日目
昨年4月のロックダウン以降、徐々に規制を緩めてきていたシンガポールですが、変異株デルタが入ってきた辺りから、感染者数に合わせて強化と緩和を使い分けているようです。現在はフェーズ2強化版に戻り、一時期は外食ができない状態でしたが、8月10日よりワクチン接種が完了した人に向けて、再開されました。(※記事を公開した当初、飲食が不可能と書いたままだったため、修正致しました。)
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8月10日(火)通算491日目 フェーズ2強化版(2回目)の20日目
いつの頃からか、私個人の中でシンガポールの建国記念日は、ケンタッキー・フライド・チキンを食べる日になっている。数年前に、普段はしないと決めているひとり酒でビールを飲みながら、ケンタッキーを晩御飯にしたことが未だに妙に印象に残っているからだろう。食事をしているタイミングで、丁度パレードがテレビで流れていた。それを眺めつつ、カリカリとした衣と手で掴めば指が油で光るような肉を齧ると、一層美味しく感じられたのだ。
習慣は変えにくいもので、昨日も例年通り食べるためにデリバリーを注文した。食事の後に片付けをしていると、1つの箱が通常とは異なるパッケージになっていることに気づいて手を止める。「シンガポール56歳の誕生日おめでとう」という文言、花火や飛行機のイラストがデザインされていた。2度目のワクチン接種から2週間が経過するまで極力外に出ないと決めていることもあり、昨年までよりも身近には思えなかった。それでも、箱を見るとFacebookで知人の誕生日を知らされた時のような、少し遠くに居る誰かを急に懐かしく思うような気持ちになる。来年は、もう少し身近に思えるような環境であればいいと思う。
今日から、再びレストランでの飲食ができるようになった。元々、1日3食全てが外食という生活が日本よりも馴染みがあるため、この日を待ち望んでいた人は多いのではないかと推測する。私個人としても、新規感染者数の推移は気になるが、イートインが可能になることに、疎遠になりかけた友人と再び近しくなる第一歩を踏み出したような嬉しさが隠せないのも事実だ。
建国記念日に合わせたパッケージになっている箱。
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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。