シンガポールでSTAY@HOME 12月14日(水)通算982日目 イエロー(DORSCON)233日目
シンガポールで採用されている警戒レベルDORSCONが、新型コロナウイルスの流行以降、2年ぶりにオレンジ色から黄色へと4月26日に変化しました。また、ワクチンが完全接種であれば、入国に検査と隔離も免除となり、一層かつての生活に近づいてきていることを実感します。
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12月14日(水)通算982日目 イエロー(DORSCON)233日目
本が好き、と自称する人間の多くが、積読の経験があると信じている。私自身、買ってすぐに読めば良いのに、色々な理由から積み上げてしまうことが多い。積読という言葉がある位なのだから、きっと他の人もやったことがあるはずだ。
先日、その中の1冊だった小説アンソロジー「あなたに謎と幸福を ハートフル・ミステリー傑作選」を手にした。複数の作家が書いたミステリーの短編が入っているため、様々な話が楽しめて面白い。加えて、タイトルにもある通り読後感の良い作品が集まっているので、読み終えても激しく気分が落ち込むような種類の小説はない。どれも良かったが、個人的に最も印象に残ったのは大崎梢「君の歌」だ。ミステリーという話の性質上、あまりここに内容は書けないが、高校の卒業式当日の話となっている。読んでいるだけで、まだ寒い中にも春の足音が聞こえる温度や空気を思い出した。余談だが、大崎梢さんの作品は他の小説も含めて、優しい気持ちになれる話が多いように感じる。
新型コロナウイルスの流行があったこともあり、長らく日本の春は味わっていない。しん、と冷えた空気の中に感じる春の訪れはもはや懐かしいが、寒さのことを考えると二の足を踏む。今のところ、来年の帰国時期は決めていない。あの空気に触れる日は、まだ先になるかもしれない。
参考文献
PHP研究所「あなたに謎と幸福を 近藤史恵、加納朋子、矢崎存美、大崎梢、宮部みゆき著/細谷正充編」(2022年12月14日14時5分閲覧)
あなたに謎と幸福を | 近藤史恵、加納朋子、矢崎存美、大崎 梢、宮部みゆき 著/細谷正充 編 | 書籍 | PHP研究所
去年(2021年12月14日)の記事はこちら↓
一昨年(2020年12月14日)の記事はこちら↓
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最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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