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きみはぼくのとなりでねむっている 11月19日(火)通算1681日目 グリーン(DORSCON)642日目


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11月19日(火)通算1681日目 グリーン(DORSCON)642日目

 中学生の頃、文化祭では合唱コンクールがあった。正直、歌うことが別段好きだった訳ではないが、なんとなく周囲の雰囲気に飲まれて優勝を目指す一員になっていた記憶はある。本番当日は全学年の合唱を聴くことになっており、体育館に設置したパイプ椅子で大人しく耳を傾けていた。基本的に関心事と言えば、自分のクラスが一体何位になるかということ位で、曲の内容や歌詞に別段興味はなかったが、とあるクラスが歌った曲はかなり衝撃的だった。

 最初から変わった歌詞だったのだが、特に驚きなのは「ねむってるのではなくしんでるのだったらどんなにうれしいだろう」というフレーズだ。聞き間違いかと思ったが、当時はその曲を歌ったクラスに親しい人もいなかったし、インターネットも今程普及していなかったので確認はできなかった。それでも、その部分はやたらと耳に残った。今にして思えば合唱曲の歌詞としてかなり変わっているし、知らない保護者も驚いたのではないかと思う。

 知っている人も居るかと思うが、この曲は谷川俊太郎「きみ」という詩が元になっている。本日亡くなったことが報道されたとき、最初に思い出したのがこの話だった。かなりご高齢だったとは思うものの、やはりあの衝撃的な内容が書ける詩人が無くなったのは、寂しい限りだ。

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最後までお読みくださり、ありがとうございました。






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