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シンガポールでSTAY@HOME 9月4日(月)通算1246日目 グリーン(DORSCON)204日目

シンガポールでは病気のリスクを示す指標であるDORSCONが鳥インフルエンザ等と同じ緑に変更され、公共交通機関ではマスクの着用義務が撤廃されました。以前の生活に戻ってきていることを日々実感していますが、WHOは収束宣言をしていません。当地での様子を引き続き記していますので、お付き合いいただけますと幸いです。
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9月4日(月)通算1246日目 グリーン(DORSCON)204日目

 エリスと言えば、個人的に真っ先に思い浮かぶのは森鴎外が書いた小説「舞姫」のヒロインだ。この物語は森鷗外の身に起きたことがベースとなっているそうだが、実際のエリスは小説に登場するような大人しい性格ではなく、日本に森鷗外を追ってくるような実行力のある人だったらしい。しかしエリスといえば最近は、変異した新型コロナウイルスを指すようだ。

 最近あまりウイルスについて調べていなかったが、どうやらエリスは派生したXBBに分類される変異の1つで、既に日本とシンガポールを含む51の国と地域に広がっているらしい。唯一幸いなのは、危険性が他の変異より高い訳ではない点だろう。記事によると、デルタやオミクロンが登場したときのように、大勢が亡くなるという可能性はないようだ。言うまでもなく罹りたくはないが、最悪の事態には陥らない見通しなのは有難い。

 現在、XBBの変異ウイルスにも効果があるコロナワクチンも開発されているとのこと。ただ、変異の種類が多いため、ワクチンで出来た免疫をすり抜けて罹患する可能性もあるようだ。また、エリスは同時多発的に色々な所で確認されたという経緯のあるウイルスで、発生したメカニズムはまだ不明なのだという。仮にエリスに対応できても、今後の動向が読めない限り、終息は厳しいと考えた方が良さそうだ。流行が始まって既に3年以上が経過したが、変異とワクチンのいたちごっこはまだ続くのだろう。

参考文献
日本経済新聞「コロナ派生型『エリス』都内3割に 米欧で多変異新型も」(2023年9月4日14時18分閲覧)
コロナ派生型「エリス」都内3割に 米欧で多変異新型も - 日本経済新聞 (nikkei.com)
BBCニュース「【解説】新たな変異株『エリス』、何が分かっているのか」(2023年9月4日14時19分閲覧)
【解説】 新たな変異株「エリス」、何が分かっているのか 新型コロナウイルス - BBCニュース

去年(2022年9月4日)の記事はこちら↓

一昨年(2021年9月4日)の記事はこちら↓

3年前(2020年9月4日)の記事はこちら↓

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最後までお読みくださり、ありがとうございました。





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