ニンニクの植え付け
【あした農場の体験農園「nou-fu」利用者向けに書いていますが、家庭菜園の一般的な話としても読んでいただけると思います】
時期と区画
ニンニクは9月下旬~10月中旬に植えて、6月に収穫する野菜です。
区画は、じゃが・ネギ畝(1番)。ただし11月には同じ区画に玉ねぎも植えるので50cmぐらいは残しておきましょう。
ニンニクを植える(9月下旬~10月中旬)
ニンニクのむき
種ニンニクを植える向きですが、細くなっている方が上で、触るとザラザラしている方がお尻で下になります。
植え溝をつける
クワを使って種ニンニクを植える溝をつけます。深さは10センチ程度。隣の作物との間ですが、ニンニク自体は20~30センチも空いていれば十分です。写真では隣が長ネギなので長ネギの土寄せがやりやすいようにもう少し広くとっています。
クワでなくてもいいです。小鎌でもかまいません。やりやすい道具でどうぞ。
種ニンニクを置いて覆土する
種ニンニクを12センチ~15センチ間隔で並べます。
手で土を戻し(覆土し)ます。種ニンニクの上に5センチぐらい土があるぐらいがいいですね! これで終了です。
ニンニクは芽がでるまでどこにあるかわからなくなりがち。目印に棒などを立てておいたほうがうっかり掘り返したりしなくていいですよ!
追肥するなら(12月~3月)
種ニンニクを植える前に区画に肥料を入れていれば追肥はなくて大丈夫。
前作が終わった後、肥料を入れていないままニンニクを植えた場合は12月~3月の間、毎月1回程度追肥をするとよいでしょう。
あした農場で用意している肥料でいうと、追肥は「熟成とんぷん」がおすすめです。手で軽く一握りしたぐらいの肥料をニンニクの列の片側にまき、反対側にも同じ位まきます。そのあと、土と混ぜて軽く土寄せします。
ニンニクの芽の収穫(5月)
5月になるとニンニクに花芽がつきます。とったほうが玉がより肥大しますし、食べても美味しいので花芽はぜひ採りましょう。
収穫(6月)
葉が半分ぐらい枯れて茶色くなってきたころが収穫適期・・・ですが、それは乾燥させて長期保存する場合の話。
新鮮で瑞々しい生ニンニクの風味を楽しむなら、花芽を収穫した後もういつ収穫してもかまわないと思います。生ニンニク美味しいです。
傷んでくるので梅雨入りしたらすべて収穫した方がいいでしょう。