見出し画像

介護を受け入れるって覚悟がいるから

【介護を受け入れる】
には、まず「現実を受け入れる」ことになります。
しかし、これが心に最も大きな負担をかける瞬間です。

突然始まった介護は、
何をどうすれば良いのか分からないことだらけ。

どこに相談すれば良いのか、
病院や施設で介護するか、自宅で介護するのか。
自分の生活はどうなるのか、
お金はどう工面するのか。
などの疑問に戸惑いながらも、
現実は次々と押し寄せてきます。

介護は衝撃が大きいことばかり

さらに、介護をする相手が変わっていく様子に
心が追いつかないこともあります。
元気だった姿から徐々に弱っていく様子は、
なかなか受け入れることができません。

以前はできていたことができなくなったり、
これまで言わなかったことを口にする姿に、
ショックを受けます。

また、介護をしながら仕事と
どう両立させるか悩むことも出てきます。
介護はしたいけれど、
介護にかかる費用を考えると
収入は維持しなければなりません。

そこで、職場への相談となります
が、職場に介護の理解を求めても、
うまくいかないことがあります。
休みや早退が増えると同僚から嫌味を言われ、
肩身が狭い思いをすることもあるでしょう。
仕事を続けるか、辞めるかの選択を迫られることもありますが、
その選択は、周囲に迷惑をかけたくないという
漠然とした不安から来ていることも多いのです。

まずは、自分がどんな介護をしたいのか、
周りと相談しながら少しずつ
形にしていくことが大切です。
そうすれば、職場への伝え方も変わってきます。
介護の形は、人それぞれです。
続ける、辞めるの2択ではないことを忘れないで
下さいね

介護を受ける側も、自分の身に起こった変化
にショックを受けています。
そのため、時に厳しい言葉や
態度を取ってしまうこともあります。
介護をする側もされる側も、
これまでの日常が大きく変わるという経験をしているので、
衝突してしまうことは避けられません。

介護を受け入れるということは、
焦り、恐怖、後悔、不安といった多くのマイナスの感
情や起こった状況を受け入れる覚悟が求められます。
このような大きな衝撃を受け止めるためには、
一人では押しつぶされることも。
家族だからといって、介護することが「当たり前」だと
自分を追い詰めてしまうと、負担はどんどん増していきます。

介護は自分の思い通りにはいかないことばかり。
前進したかと思えば後退したり、
時には立ち止まることもあります。
そのたびに、介護を続ける覚悟を
新たにする瞬間が訪れます。それは決して一度で
終わるものではなく、繰り返しあります。

時には自分の気持ちを吐き出し、
介護から少し距離を取ることも必要です。
自分を追い詰めないことが、
長く介護を続けるための大切なポイントです。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?