自分の知らない自分と出会う旅

悩みごとがあって、
「どれだけ考えても堂々巡りになってしまう」
「なかなか解決策に辿りつけない」
そんなときは、もしかしたら「解決したい」という思いの方向性が「本音」
とズレているのかもしれません。

悩んでいる状態はつらいので、できるだけ早くその状況から抜け出したいと思うのは当然です。
では、どうやってそこから抜け出すのか？

「会社の体制が変わらないと無理。転職するしかないかも」
「上司と考え方が違うから、別の部署に異動できないかな」
「報酬アップのためには資格や検定を受けようかな」

本当に、それで悩みごとは解決するのでしょうか？
そうしてみた自分を、想像してみてください。
モヤモヤはすっきり晴れそうでしょうか？
前向きな気持ちで、新しい道を進んでいけそうですか？

そう単純じゃないから、いつまでも悩みが巡るのではないかと思います。
考えていても仕方ないから、とりあえず行動を起こしてみよう！
…それもいいと思いますが、仕事や働き方を変えるには、考える以上に大きなエネルギーを要します。
少なくとも「とりあえず」で動き出すには、リスクが大きすぎるのではないでしょうか。

悩みの根っこにあるのは、もしかしたら、こんな気持ちなのかもしれません。
「私の気持ちをわかってほしい」
「誰かに共感してほしい」
「あの人に、味方になってほしい」

行き場をなくして収まりがつかなくなってしまった、こんな気持ちが報われたなら、「とりあえず」じゃなく戦略的な次の方向性が見えてくるかもしれません。

終わりの見えない悩みごとを解き、納得のいく進路へ自分自身を導くには、目には見えないいくつかの段階があると思います。
悩みの核になっている「本質」を探ることは、恐らくその第一段階です。

大切なのは、「本音」です。
自分自身の大事なものを守るために、時に本音は巧妙に隠されています。
「無意識」の領域に隠されてしまった「本音」に辿りつくには、意思をもって自分へ問いかけ続けること。

「本当にそう？」「それはなぜ？」
面倒でも、そんな風にするしかないのではないかと思います。
長いこと放置されて草が生い茂った道なき道を進むように、あるいは、どこへ続くのかわからない暗いトンネルへはいるように。
勇気をふりしぼって。時には第三者の力を借りながら。

自己理解については、よかったらこちらの記事を読んでみてくださいね。

明日はきっといい香り
明日香