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サイアムディスカバリーの宇宙船に乗り込んで

バンコクのなかでも
サイアムは特に
未来的な街だという実感がある。

サイアムは東京で言えば渋谷のような街。
新しい価値が、常に生まれている場所だ。

年齢層も圧倒的に若者が多い。
流行のファッションに身を包み
若いエネルギーを放出しながら
それぞれのレッドカーペットを闊歩している。

特にサイアムセンターには
タイのドメスティックブランドの
店がいくつも並んでいた。
そういう店は
いかに斬新なオリジナリティーを出せるかを
互いに競い合っていて
アイテムを見比べながら回るのが楽しかった。

インポートブランドに比べて値段は安いわりに
質は高かったと思う。
僕もTシャツや帽子を買ったけれど
とても気に入って
日本に帰ってもまだ使っている。

そのサイアムセンターの
サイアムディスカバリー方面の出口近くに
カウンターテーブルと椅子がある。

そこに座って
サイアムディスカバリーを見ていると
サイアムは未来的な街だなと
改めて感じることが多かった。

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シーロムの妖艶な濃い光とも
ヤワラートのクラシックな深い光とも違う
サイアムの未来的な光。

もし宇宙船が目の前に降り立ったら
こんな光を降らすかもしれない。
僕は光に魅了されて
麻痺したように動けなくなる。
手に持つタピオカミルクティーの氷が
音を立てて溶けるまで。

おもむろに立ち上がって
1階へのエスカレーターに乗る。
それから光の回廊を渡って、
サイアムディスカバリーの宇宙船に乗り込んで
未来のタイへワープする。
新しい価値の発見の旅へ。

2020年5月5日

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