見出し画像

マスクちゃんマスクくん


気が付けばもう3年…こんなに長い間マスクのお世話になるとは思いもよりませんでした。私は幼少期より花粉症と連れ添ってきたので、マスクは必需品。3月4月はマスクが欠かせません。

2019年の年末から始まったCovid-19事変に伴い、あれよあれよという間に小売店の棚からマスクが消えました。手元に花粉症用に常備していた紙マスクが1箱とガーゼマスクが数枚あったので、慌てることもなく静観しておりました。連日、報道されるマスクが足りないというニュース。おまけにトイレットペーパーやお米、パスタや納豆までが品薄になるという消費者パニック。東日本大震災の時と同じ空気を感じました。

マスク販売が再開されても、買いたい人すべてに行き渡るだけの数は用意されず、開店前のドラッグストアには行列が出来ていました。並んでまで買う気も起きず、手元の紙マスクが無くなった後はガーゼマスクをつけていました。ちょうどその頃「アベノマスク」の支給が開始。ガーゼマスクで人に会うと「アベノマスクつけてるの!?」と笑われます。違うのよ〜と言いたいけれど、小ぶりのガーゼマスク自体が超ダサいものに成り下がってしまっていたあの頃、私は力無く笑うしかありませんでした。

その頃から街中でオシャレな布マスクをつける人たちを目にする機会がグンと増えました。ハンカチを折ってゴムを挟んだだけのものや、手縫いで簡単にできる平面マスクから始まり、デザイン性や機能性に富んだ立体マスクが次々登場。ハンドメイド市場はカラフルでオシャレなマスクが花盛り。そうか〜私も作ればいいのか、と思い始めました。そんな時、出会ったのが北欧・スウェーデン在住の ソーイングデザイナー・オルソン恵子さんの動画でした。
https://www.youtube.com/c/keikoolsson

手順がシンプルでわかりやすい上に、進行スピードの調整が絶妙で、とっても観やすい。完成した布マスクが本当に素敵で、すぐさまやる気スイッチON。もともと手芸が好きな私。とりあえずハギレで作ってみようと押し入れからミシンを引っ張り出してきて、動画を参考に作成開始。おぉ〜簡単。しかも可愛い。ドーム型の立体構造なのでマスクと顔の間に空間ができて呼吸しやすくて着け心地抜群!

布マスク3枚完成と共に手芸の神様が降臨。マスク作りが楽しくて楽しくて、手持ちのハギレを使い果たした私はお裁縫グッズ天国ユザワヤへ。布、布、布…大量の生地の山が私を出迎えてくれました。触り心地や縫いやすさ、軽さなどを確認しながら、好きな色や柄の生地を選ぶ時間はとても楽しくて、宝探しのような時間でした。

人に会うことも外出することもほぼなく、時間はたっぷりありました。ひとまず自分用、夫用を作成。「その布マスクかわいいね!」とほめてくれた友人たちへのプレゼント用にユザワヤでゲットした生地を使って縫いまくる日々。知人が経営するカフェで販売させてもらうことになり、内職の如く毎日ミシンと向き合い、トータル500枚近くの布マスクを縫いました。布マスク作りは私のステイホームの最良の友であった言っても過言ではありません。最後の仕上げ部分は手縫いでチクチク。この工程が一番好きでした。今、思えば、黙々と手を動かしてたことが、私の心の平穏を保ってくれていたのかもしれません。

プレゼントした友人たちは当初、喜んで私のお手製布マスクを使ってくれていました。マスクが市場に出回るようになると、使い捨ての不織布マスクへ戻っていく人もたちもちろんいました。街ゆく人たちも、布もいれば紙もいる、それぞれ好みのマスクをつけているように見えました。今年に入ってからでしょうか、すれ違う人々の9割以上が不織布マスク着用になりました。防衛効果が高いのは不織布マスク、政府が推奨という情報がメディアから流布され、布マスクはほぼ姿を消しました。私は毎日洗えて肌に優しい布マスクの方が気持ちがいいので、自分で縫った布マスクをずっと使っています。

ぶっちゃけ、布だろうが紙だろうが何だろうが、マスクはしたくありません。もう飽き飽きです。マスクしてワクチン打って消毒して検査して、それなのに日本が世界一、感染者数が多いってワケワカメ。防衛効果が低いとされる布マスク一筋、ワクチンも打たず、アルコール消毒もしない私が感染しないって、ただ私が丈夫なだけなんでしょうか?

私はお店に入る時、アルコール消毒は極力いたしません。店員さんが手ずからアルコールを吹き付けてくれた時は抵抗しませんが、自ら進んで消毒することはありません。その代わり着席する前にトイレへ直行、洗面所で手を洗います。サッパリして気持ちいいです。手のひらに住む常在菌も守れます。

屋外ではマスクをしていません。電車の中でも隣に人が座るまではノーマスク。ここは東京でも西のハズレの保守的な田舎町。視線は熱いですが、マスク着用の暑さと比べたらどうってことありません。猛暑に負けず、顔を紅潮させながらも、必死にマスク着用を死守している人々をみると、熱中症大丈夫?って思います。救急車の緊急出動、最近とても多い気がします。

スーパーや公共施設などマスク着用を求める貼り紙がある場所ではルールに従って入口でマスクをつけて入場します。不毛な摩擦や衝突で消耗したく無いのが本音です。コロナ脳で不安に陥っている人々の心を掻き乱すつもりもありません。したくないからしないだけ。マスク無しで吸う娑婆の空気はおいしいです。ノーマスクの人をみてイラッとする人は、試しに自分の顔半分を覆っているマスクをとっぱらってみてほしいです。そして3回深呼吸。怒る気なくなるなずです。息苦しい我慢合戦ボチボチやめにしませんか?お互い素顔でワハハと笑い合える日が近いことを切に祈ります  \(^∀^)( ´▽`)/



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?